【半沢直樹2】黒幕・裏切り者は?展開予想を調査・考察!

半沢直樹

この記事は2020年7月放送「半沢直樹」の黒幕の正体や、物語の展開予想などの考察記事です。各話のネタバレなども含まれます。

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目次

半沢直樹を徹底考察!

ついに終了、半沢直樹最終回の感想

やあ、終わってしまいました。これから何を楽しみに生きていけばいいんでしょうか。

それだけインパクトあった半沢直樹の最終回の感想と全体の考察です。

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半沢直樹はなぜ国民的ドラマになったのか?

最終回にあたって半沢直樹はなぜここまで指示されるドラマに、なったか考えてしまった。

判官びいき言う言葉があって、源平合戦で源氏勝利の最大の功績者の義経が兄の頼朝に疎まれて謀反者の汚名を着て、打たれてしまいます。

がんばったのに報われないどころか、がんばったが故に憂き目にあう。

誰にだってそんな、理不尽な目にあったことがあるでしょう。

義経ものは長らく庶民に愛されていました。

数百年後、それを、打ち破る物語が登場します。

忠臣蔵です。

亡き主君の仇を苦労の末に討果すドラマです。

理不尽なままに終わる義経ものと違い最後には家臣が無念をはらしてくれるのです。

数百年後、またその上をいくドラマが、それが半沢直樹です。

この世で受けた恨みは本人が返す。

仇討、復讐のドラマはありましたが、本人があからさまにやり返すドラマはいまだかってありませんでした。

仇討もの故に半沢はあまりにまっすぐ過ぎて滅んでしまった義経や浅野内匠頭に似ています。

通常だったらズルいやつの罠にハマって沈んでしまうところを、自らの力で反撃するのが痛快です。

半沢直樹は新しい古典になったと言っても過言ではないでしょう。

古典的故に歌舞伎役者が大挙出演したのかも知れません。

日本人が本来持っている精神性を掘り起こしたドラマです。

昨日の敵が今日の友

今シリーズのキーワードは昨日の敵は今日の友ですね。黒崎も福山もかつて敵だった人が味方になっていました。

私は浅野支店長や小木曽が助っ人に来るのかと予想していましたが、まさか白井大臣と笠松秘書を協力者にするとは予想外でした。

てっきり笠松は箕部が送り込んだ白井の監視役だと思ってました。

原作では目立たない秘書笠松に比重が置かれてました。

白井と笠松との心の絆にジーンときました。

アンジャッシュ児嶋さん、最近大躍進です。

だんだんと必然的にだんだん俳優活動が多くなっていくんでしょうか?

某占い番組では、俳優の方がいいと言われてました。

やはりキャラ的に動揺するような表情が実に味がありますね。

今後の活躍が楽しみです。

最後に活躍したのは今回出番が少ないと思われた花でした。

しかも、半沢と花の距離が黒崎や大和田よりも、距離があったのが残念でしたが、
長期間の撮影期間へのご褒美の意味か最後の最後で花に抱きしめられて、直樹よかったねと思いました。

花の「生きていればなんとかなる」と言う言葉が今つらいことが多いこの世界で救いの言葉でした。

あーその日なくなった竹内結子さんがこの言葉を聞いていれば、最後には花の存在が白井大臣の心を動かしましたね。

やはり花は理想の妻でした。

箕部と半沢の対決

半沢の政治家に対する思いがジーンと伝わりました。

数々の疑惑を残したまま退陣した首相に聞かせてやりたい。

韓国の政府と違って、日本ではあまりに政治家の汚職はうやむやにされすぎです。

現実はそうはいかないとは分かっていますが、半沢に国民の総意を代表して言ってもらいました。

今、半沢が立候補したら、間違いなく総理大臣です。なってくれ!

箕部が土下座する場面が、白髪頭なので、本当に忠臣蔵で吉良上野介が首を討たれる場面と重なりました。

うやむやになっている半沢の父の死と大和田との関係性が最後の最後でやっと語られました。

半沢は大和田を父の仇と思っていたが、大和田の見解は違ったと言うことでしょうか?

となると、半沢がかなりそこまで恨む必要のない人を恨んでいたということになりますけどッ……

まあ、そうしないと前シリーズと今シリーズとが矛盾しちゃうので無難な着地点かなと思います。

中野渡頭取も大和田も銀行を辞めてしまい、前回のようにクリフハンガーはなしで今回できっちり完結という雰囲気です。

あるとしたら、最近出版された前日譚の「道化とアルルカン」のドラマ化で、若き日の半沢が描かれるならありそうです。

銀翼のイカロス以降は半沢物語は描かれていません。

それ以降はまさしく大和田の言う通りに銀行沈没の時代なんですね。

半沢直樹というドラマが、日本のある時期の終焉を描くものだったのか、これからの未来の希望を描くものだったのかはこれからの私たちの行動にかかっている気がします。

どんな困難があっても「生きていればなんとかなる」精神で進んで生きたいです。

激動の半沢直樹第9話の考察と最終回の展開予想

半沢直樹も残すところ後1話、泣いても笑っても次が最後です。あっと言う間ですね。

半沢直樹第9話の考察と最終回の展開を予測します。

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半沢のいる時代は一体何年なのか?

今回、謎のアルファベットの文字をめぐって推理が巡らされました。

平成19年のメモを半沢たちは12年前と言いました。

すると半沢たちの時代は平成31年か令和元年位?

あるいは現実の時代と同じくらいと言えそうです。

ところが、この新シリーズは前シリーズ終了の半年後ぐらいの設定です。となると前シリーズは平成31年あたりの出来事になっていることに。

現実には帝国航空の再建のモデルになった事例は11年前のものでもあるし、他のエピソードもそれ以上前のものです。

時代の整合性がおかしいと言うより、半沢の世界は本当の現実の社会よりちょっとズレているパラレルワールドと解釈した方がいいようです。

かつてのライバルたちがクセの濃い味方に

今回もやはり黒崎が登場。

前回ラストで国税庁にとばされるという悔しい出来事があったばかりで、残念でしたが、黒崎も半沢に感化されたのかやられたらやりかえすという精神を持っていました。

元気な黒崎があらわれて一安心。

すっかり、ドラマの中でも欠かせないキャラクターになっていました。

怪我をしていた森山も再登場。

直接、半沢とは関わりあいがないはずなんですが、本当だったら半沢の今の直接の部下田島活躍してもおかしくないんでしょうけど、すっかり人気キャラ大集合みたいになっていますね。

ドラマの展開とは関係なしに、出て欲しいキャラが欠かさず登場するという流れになっています。

ちょっと残念な小物になった感じがある大和田

少年漫画でありがちなのですが、かつて全力を傾けて戦った最大のライバルが、次に登場した敵にあっさり負けてしまうと残念になります。

古い例えですけど、「あしたのジョー」で、ジョーと互角に渡り合ったカーロス・リベラがあっさり世界チャンピオンに負けてしまうと、あれれ今までの白熱の戦いはなんだったの?と言う気持ちに……

あの大和田がひれ伏してしまうほどのラスボス箕部の強さが強調されるのはいいんですが、やはり大和田には最強の敵でいて欲しかった!

半沢は本当に銀行を辞めてしまうのか?

次回は半沢が辞表を提出する場面がありました。

正直、人格的には銀行どころか組織でやっていくにはあまりにもまっすぐ過ぎると思います。

いつかは戦いに敗れて破滅しそうな、危なっかしい面を持っています。

それにキャラクター的には他の池井戸潤作品の「下町ロケット」の佃社長クラスの独立心と行動力をもっているので、サラリーマンでいるより起業に向いています。

でも、ドラマ的には半沢が銀行員だからこそ、状況、セリフが全てピタピタッとハマっているのであって、銀行員じゃない半沢は半沢じゃない気がします。

遠山の金さんは江戸町奉行だから栄えるのであって、これが普請奉行とかだったら、やっぱりハマらないと思います。

ので、半沢が銀行を辞めてしまうと、半沢らしくなくなると思うのですが……

半沢直樹の新刊「道化師とアルルカン」が発行されましたが、それは半沢の若き日を描いた物語です。

つまり、帝国航空の一件以降は、リーマンショックが起こり、銀行の解体が加速されます。

それ以降の半沢の物語は描かれていません。

銀行員が銀行員らしくいられた時代はそこ辺りで終わっているようですね。

半沢が銀行に対して、再生の希望を最後まで持っているのか、それともあきらめて違う方向へ進んでいくのか?
最後まで見守りたいと思います。

結論 次回の展開願望

個人的には中野渡頭取が半沢を裏切ったと見せかけておいて、箕部から不正の証拠を掴んで刺し違えて、自分の頭取辞任と引き換えに箕部を政治の世界から引きずり下ろす――という展開をのぞんでいます。

半沢直樹第8話展開予想

公式サイトから公開されたあらすじと動画だけで半沢直樹第8話の展開予想をします。

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「命を落とすぞ」大和田の言葉の意味は?

第8話では大和田は半沢に向かって「命を落とすぞ」と忠告しているようです。

以前は「おしまいデス」などと、半沢の破滅を喜んでいた大和田ですが、

一転、今度は半沢の危機を心配している様子。

しかも、その表情には若干怯えがあるようです。

今回のラスボス箕部は政界のドンで、東京中央銀行の暗部にも深く入り込んでいる様子。

箕部はあの大和田でも恐れる存在。

そして、第5話に登場した伊勢志摩空港がやはり、箕部の政治資金の源になっているようです。

箕部を追求することは、東京中央銀行の屋台骨自体も揺るがしかねません。

半沢は中野渡頭取体制や中央銀行の母体が崩壊することがあっても、軸をぶらさずに真実を追及することができるのか。

半沢の信念が問われます。

そして、第7話に半沢が大和田に強要された「お、ね、が、い、し、ま、す」を今度は大和田に強要するみたいですね。

まさにやられたらやり返さないと気がすまない性格なんですね。

東京中央銀行には秘密の部屋がいっぱい?

小料理屋女将智美はずっと店の名前も出ていないし、だいたい店の中で微笑えんでいるだけでなぜ第1話から登場しているのか謎のままでした。

第7話でやっとその素性がわかりました。

なんと中野渡頭取の元秘書。

半沢たちはその素性を知っていたのか知らなかったのか。

同じ銀行の中にいたんだから、顔ぐらい知っててもおかしくなさそうなんですけど……

あの情報通の渡真利でも知らなかったんでしょうか?

原作には登場しないキャラクターなので、自由に動かせるんですけど、それにしても唐突。

ですが、突っ込むのはこのくらいにしておきましょう。

智美の情報提供で箕部に多額の資金が流れ込んでいる事実を確認する資料を、半沢の部下田島と検査部の富岡が探すようです。

東京セントラル証券の部下森山は同志とも言うべき頼もしい部下でしたが、中央銀行に戻った時の部下田島は半沢のどんな強い敵にも立ち向かっていく様子にオロオロしている感じが面白いですね。

ただ、圧力に負けて、敵側に寝返ったりしないか心配です。

第1シリーズでも金融庁の黒崎検査官の監査が入り、疎開資料を一次地下のボイラー室に避難させた半沢。

しかし、そのボイラー室も黒崎に発見されて、ダンボール箱がみつかってしまいます。

ダンボール箱に入っていたのは、忘年会用の宴会グッズでした。

今回の箕部と東京中央銀行とは深いつながりがあって、その資料は   部屋に保管されているようです。

いつも隠したい資料が破棄されずに保管されているのが、ドラマを巻き起こします。

モリカケ問題のように、資料が破棄されてしまったらそれ以上、追及しようもないし、されようもありません。

大和田の手下タブレット福山は敵か味方か

そして第1シリーズにも登場した大和田の手下的な存在の山田純大さん演じる福山が登場します。

足を使わないでタブレットから拾える情報ばかりを頼りにしている男でした。

伊勢島ホテルの案件でも、伊勢島ホテルの関係者に会わずに資料だけで判断していました。

今回登場した伊勢志摩空港も名前【いせしま】でしたね。

原作では【舞橋空港】でした。

前シリーズでは完全に敵対関係だった福山ですが、大和田と共闘関係になったので今回は仲間になるんでしょうか?

前シリーズの味方だった、近藤=滝藤賢一さん、内藤=吉田鋼太郎もいないので味方になるんですかね。

また、黒崎がまたもや登場して、半沢の協力をするようです。

しかし、どんどんかつての敵だったやつが味方に変わって、少年漫画感が強くなってきそうな気配です。

本当にフェアリー? 半沢直樹の同期渡真利は半沢にしか見えない?

感染対策のために大幅に撮影が遅れたため9月6日の第8話が放送が延期になりました。かわりに出演者が撮影の裏話をする生放送で特番「半沢直樹の恩返し」が放送されました。
裏話の中で、特に渡真利役のミッチーこと及川光博さんの裏話が面白かったので考察いたいます。

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渡真利の都市伝説

及川さんは都市伝説では渡真利は半沢直樹にしか見えない存在と発言。

本人曰く、フェアリ=妖精ーではないかという説もあるそうです。

この発言に、堺さんはじめ出演者は爆笑。

しかし、こんな都市伝説が流布するのも一理あると思います。

第1シリーズ、第2シリーズと半沢、大和田に続いて全話に登場しているのにも関わらず、以外と半沢が巻き込まれるビジネスの修羅場。

言い換えると、ドラマが盛り上がるクライマックスシーンには一度も参加してません。

渡真利が登場している場面は、銀行にせよ、行きつけの店です。

そして、必ず半沢と話しています。

電話越しでも半沢と会話しているだけで、渡真利自体がなにか仕事をしている様子はありません。

逆に、渡真利が半沢に提供しているのは情報だけで、半沢が上司に怒られていたらかばうとか、半沢と一緒に怒られたりはしません。

半沢と渡真利と近藤、そして苅田は大学時代の同級生で、しかも銀行も同期入社です。
しかし、近藤は仕事のストレスで統合失調症になって心を病みました。

銀行の出世コースから外れて、独自の道を歩いているようです。

渡真利の方は半沢、近藤と違い出向もなく、とんとん拍子に出世している様子です。

そして、半沢や近藤のようにパワハラの被害とも無縁のようです。

それでいながら今や融資課の次長です。

まさにトントン拍子。

おそらく天性の世渡り上手で、絶対に敵を作らないタイプ。

言わば半沢とは正反対で、要領よく出世するタイプなんでしょうね。

ドラマ的には半沢が主役ですが、東京中央銀行の出世地図的には渡真利の方が上で、
渡真利にとっては半沢に協力したいけど、表だって行動するすると、自分の出世に支障が出るので、情報提供だけはしっかりさせてもらうけど、「俺は巻き込まないでくれ」というスタンスなのでしょう。

裏切りそうで裏切らない

第2シリーズの製作発表の時に及川さんは渡真利のことを「裏切りそうで裏切らない」と紹介していました。

確かに自他共に認める行内一の情報通なのだから、半沢以外の誰かに情報を流すことだって可能です。

半沢のミッションを邪魔するのはほとんど同じ東京中央銀行の行員なので、
半沢はよく「とんでもない裏切り者をあぶり出す」
と言ってますが、渡真利はいつでも半沢を裏切られるポジションにいるのです。

世渡り上手ゆえに未来の頭取?

時期頭取は大和田も紀本も半沢をさしおいて、渡真利の可能性も大いにありえます。

行内にも行外にも目立った敵もおらず、反対する人がいないからです。

安倍首相が辞任表明をし、次期の首相が誰か論争が深まる仲。

この人はやってくれそうと期待される人材もいますが、能力が高い人に限り、

「あの人だけは絶対に反対!」

というアンチも多いものです。

結局はアンチが少ない人に無難に決まりそうですね。

半沢も次々と行内に敵を作ってきたので、絶対半沢には頭取になってもらいたくない。

と思っている人も多いでしょう。

「水戸黄門」で言うと渡真利は風車の弥七ですね。

半沢ピンチの時も必ず、起死回生の情報を提供してくれます。

渡真利がいなければ、半沢も倍返しができません。

2人の関係が永久につづくことを願います。

関係性に変化?半沢と大和田はバディ?

第3話 までは完全なる敵と思っていた前シリーズのラスボスだった大和田。
第4話で、まさかの共闘。
第2部では最初は対立しながらも結局は同じ目的のために協力しあっています。
これは既に宿敵ではなくバディ?
半沢と大和田に関係性を浅田直亮さんが提唱するお気楽流シナリオ作法の観点を借りて考察してみました。

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主人公には弱点があり、困ったちゃんの行動でドラマが展開していく

お気楽流シナリオでは主人公には弱点が必要だと言います。半沢の弱点は曲がったことが大嫌いで、やられたらやりかえさないと気がすまないところです。

前シリーズの困ったちゃんのラスボスが大和田でした。

ことごとく大和田が妨害することで、半沢の倍返しが効きます。

ところが第2シリーズの中盤から半沢と大和田は協力するようになります。

しかし、表向きには大和田が半沢を叱る場面もあり、他人から見たら反目しているように見えるかもしれません。

しかし、結果的にはお互いが得になるような結果を得ています。

浅田直亮さん著「シナリオパラダイス」では主人公と困ったちゃんを駄目なやつと嫌なやつのコンビにしなさいと主張します。

半沢直樹では駄目なやつが半沢、嫌なやつが大和田でしょうか?

半沢が駄目なやつとは思いにくいですが、会社組織の中で忖度なしで、ストレートにものを言うことが駄目なのかも知れません。

大和田は直接的には矢面には立たず、リスクは半沢に負わせて、結果をコントロールして美味しいところはもっていきます。

駄目なやつと嫌なやつとの関係性では同じシーズンに放送されていた「MIU404」の刑事コンビ綾野剛さんの伊吹は直感重視で動く駄目なやつ、星野源さんの志摩はルールを重視する嫌なやつですかね。

当初は対立していた2人でしたが、最後にはお互いの長所を認め、お互いの長所を取り入れて刑事として成長します。

お気楽流ではストーリーを決めず、最終的に主人公のどう変化するか決めます。

「MIU404」では見事に嫌なやつと駄目なやつが変化していました。

同じ野木亜紀子さんが脚本をてがけた「コタキ兄弟と四苦八苦」でも理屈と常識が先に立つ嫌なやつの兄、自由奔放で直感的な駄目なやつの弟が主人公でした。

この兄弟も最初は対立していましたが、最後にはお互いに認めうようになっています。

刑事ドラマによくあるバディものパターンでは全く違うタイプの2人が協力しあって、事件を解決します。

「相棒」も「未解決の女」もそうですね。

果たして半沢と大和田に変化はあるのか?

それでは最終的に半沢と大和田にどんな変化があるのでしょうか?

半沢が大和田と同じようにタテマエを言うようになる?

世渡りを覚えて、上手に立ち回るようになる? これは考えづらいですね。

それでは半沢が半沢でなくなってしまいます。

どんな結末になっても、半沢らしさを失わずにいてほしいと思います。

では大和田はどう変化するのでしょう?

1・いまのところは半沢に協力しながら、最後では結局、裏切って自分が得をする行動に出る。

これもありえそうですね。今まで敵だったので大いにありえると思います。

2・半沢と協力しあって、東京中央銀行を盛り上げる。

3・意外とあっさりと銀行をやめて、まったく出世とは無縁の仕事に移る。田舎暮らしとか。

さて、どちらに転がるか分かりません。

とくに、血の気が多いので、今から隠遁や隠居は考えにくいです。

もし、中野渡頭取が失脚したら、三笠副頭取も失脚しているので、頭取の最有力候補です。

もし、そうなったら、大和田は半沢を側近にそえる? それとも退ける? 気になるところです。

半沢直樹悪徳上司同僚ふりかえり

中田敦彦さんのYouTube大学では原作の半沢直樹の解説がアップされていました。

毎回、半沢の上司は半沢を窮地に追い詰めた上に、マウンティングします。

中田さんも解説していましたが、半沢の上司の悪事は書類を隠したり、お金をごまかしたり、天下を揺るがすような悪事じゃないんですね。

それでもドラマのマジックで、半沢が倍返して啖呵を切るとめちゃくちゃ気持ちいいし、ものすごく正義の味方のように感じてしまうんですが、ただ同じ銀行の仲間の失策を責めてるだけなんですよね。

第1シリーズからの半沢上司の悪事を振り返ってみました。

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第1シリーズ第1部 大阪支店浅野支店長

大阪支店長浅野は西大阪スチールへの5億円の融資を半沢の反対にも関わらず、無担保で強引にすすめてしまいます。
しかし、ほどなく西大阪スチールは倒産して、社長の東田は失踪。
5億円の回収は不可能になります。
浅野はその責任を全部押し付けて、半沢は東京本部に呼び出されて吊し上げ。
実は浅野と東田は裏で結託して、浅野は投資の失敗の5千万円の穴埋め、東田は事業に行き詰まり計画倒産を画策していました。
最終的には二人の計画を半沢が暴き、浅野を告発しないことを条件に半沢は東京本部に返り咲きます。
浅野は他社に出向します。

第1シリーズ 第1部 裁量臨店の 小木曽人事課長

半沢は東田の別荘の所有している証拠を掴みますが、国税庁の黒崎に証拠を横取りされてしまいます。

つづいて半沢を追い詰めたのは人事部の小木曽はちょっとしたことで半沢の揚げ足とり、
半沢が用意した書類を自分の鞄に隠していたりして、とにかくセコい責め方。

半沢を追い詰める顔がすごかった。

顔芸の元祖かもしれません。

第1シリーズ 第2部東京本店の大和田乗務

東京本社に戻った半沢ですが、今度は負債120億円の伊勢島ホテルの再建を任されます。

半沢のプランに対してことごとく妨害するのが大和田でした。

大和田は自分の妻の会社の不正融資3千万円を隠蔽しようと画策。

最終的には半沢に不正を暴かれ、有名な土下座になります。

しかし、これだけラスボス感があるのに、大阪支店長よりもやっている悪事がそんなに大したことないですね。

第2シリーズ 第1部 東京中央銀行 伊佐山

手柄を立てたのに、なぜか東京セントラル証券に出向になった半沢。

電脳雑技集団からセントラルの買収の仕事を持ちかけられます。

それを東京中央銀行の伊佐山に横取りされます。

半沢は同じ東京中央銀行からの出向組である三木から、伊佐山のたくらみをつきとめますが、伊佐山は証拠を隠滅。

逆に半沢にマウンティングします。

考えてみると、伊佐山はただ子会社の仕事を横取りしただけなんで別に犯罪じゃありません。

電脳の粉飾決算も見抜けなけなかっただけ。

でも誰よりも悪党っぽいのは一重にあの「わびろわびろ」がインパクトありすぎです。

第2シリーズ 第1部 東京中央銀行 三笠副頭取

電脳粉飾決算に加担して、娘の留学費用や妻の飲食店の改装費なども出させる悪党ぶり。

スパイラルを買収するのも粉飾の隠れ蓑にするためでした。

この人こそ真の悪。

第2シリーズ 第1部 東京セントラル証券 諸田

半沢と同じ東京中央銀行からの出向組で、銀行に戻りたいから伊佐山の言いなりになっていました。

悪そうな顔はしていましたが、実際は使い走り程度です。

第2シリーズ 第2部 帝国航空 永田

東京中央銀行の出向組。丸山商工を利用して架空の経費を計上して、帝国航空から国会議員
の兄の政治資金を作り出していました。年間7千万円くらい横領。

第2シリーズ 第2部 東京中央銀行曽根崎

半沢の前の帝国航空の担当者。金融庁の検査の時に書類を隠していました。

悪事としてはただそれだけなのに、出向を命じられて、なお、半沢と大和田両方に責められて、泣き顔に。

この人も意地悪だけで、実際は大したことしてません。

大別して、ただ意地悪で書類隠しただけの人と実際横領をしている人の二つに分かれますね。

横領額は実は最初の敵浅野支店長が最大です。

動かしている金額は巨額なのに大して、横領した額は数千万円。

悪事に対しての見返りが少なくて、発覚したら身の破滅。

やはり不正は割に合わないようです。

半沢直樹第5話に今後の展開の伏線が満載

階戸瑠李さんの場面を見返すために第5話を見直していたら、第8話以降の展開の伏線になりそうな点をいっぱい発見したので考察していきます。

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半沢直樹第5話で登場。伊勢志摩空港のモデルとは?

第5話で、半沢は巨額の負債を抱えている帝国航空の担当を任されます。

担当の白井国土交通大臣は自らタスクフォースを立ち上げ、取引銀行に債権放棄を迫ります。

半沢は債権放棄を拒否し、帝国航空が自力再生できる経営計画を作成し、帝国航空の社員たちにも協力を要請します。

ところが、経営計画を歪めて帝国航空社員に不利な情報だけ切り取ったメールを何物かが配布。

スパイラルの社長瀬戸からメールアドレスの個人情報を入手した半沢は、メールアドレスの取得者の住所である伊勢志摩市に向かいます。

そこで、半沢が降り立ったのが伊勢志摩空港でした。

伊勢志摩市という都市もなく実際に三重県にあるのは伊勢市です。

モデルになった伊勢志摩には実際には空港はありません。

ドラマだけの架空の都市であり空港です。

実際の撮影は茨城空港で行われたようです。

原作では舞橋市、舞橋空港となっていますが、こちらも架空の都市、空港です。

伊勢志摩市は箕部幹事長の選挙区です。

半沢が空港のロビーに出ると、箕部と白井大臣が映った大型ポスターが貼られています。

箕部の政治的支配が強い空港であり、地域であることが伝わります。

目的の住所に向かうために乗り込んだタクシーの運転手からは、アクセスが悪くてほとんど利用されていないという情報が。

原作では半沢たちが提案した再建案では舞橋路線は不採算のため撤退路線に加えられましたが、タスクフォースの出した再建案では撤退リストから外れています。

箕部の息がかかった地域は守られているようです。

箕部経由で帝国航空に関わっている国会議員の永田栄一と東京中央銀行から出向し、帝国航空に出向している永田宏は兄弟で結託して、伊勢志摩市の丸岡商工経由で帝国航空に架空の伝票を計上して、政治資金に流用していました。

開発投資銀行など、多額の融資があるのをいいことに、帝国航空を金づるに、錬金術で国のお金をいいように利用しているようです。

半沢が言うように、まっとうに経営革新されると、伊勢志摩空港を使った箕部たちの不正が明るみになります。

そうなると箕部の政治生命の危機になり、必死で半沢を妨害し、債権放棄に持っていこうとするわけですね。

言っていることは大義名分があってきれいなことを言いますが、中身は全部自分の都合の悪いことを隠蔽したいだけ。

箕部の悪事は東京中央銀行の暗部にもつながる

第7話では箕部の事務所に中野渡頭取が訪れていました。

そして、第1話から登場して、相関図では小料理屋女将と書いてあるだけで、名前もなかった井川遥さんが、中野渡頭取の秘書であることが分かりました。

箕部の悪事は用意周到に伏線を張っていながら あまりにも唐突。

雑誌の情報によると、井川遥さん自体も女将の正体を知らないまま今まで演じていたようです。

これじゃ観る方はもっと驚きます。

ともかく、井川さんの存在が、終盤の鍵を握っていそうですね。

展開しだいでは、井川さんも敵になるのか味方になるのか?

はては、中野渡頭取まで半沢の敵になってしまうのか?

今までの敵のように、バシッと倍返しできるのか。

緊迫の第8話が、撮影が遅れて、延期になってしまいました。

その間、今後の展開がどうなるか、妄想をひろげたいと思います。

半沢直樹の息子をはじめ前シリーズの設定で忘れられたものまとめ

ものまねタレントの松村邦洋さんがYou Tubeで、半沢直樹の新シリーズでは半沢の息子が一度も登場しなかったことを指摘していました。
前作から7年も経っていますが、時間経過は前シリーズからまだ数ヶ月しか経っていない設定です。
半沢の息子を含め、前シリーズにはあった設定や登場人物がまるでなかったのようにすっぽり抜けているものがいくつもあります。
今回はそれについてまとめて見ました。

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7年のブランクは大きかった息子隆博役の子役の現在

半沢と花の息子隆博は前シリーズでは幼稚園でした。

大阪支店に赴任していた時に、半沢は支店長浅野に5億円の融資の焦げ付きの責任を押し付けれました。

幼稚園で父のことをバカにされて、喧嘩を起こしていました。

今作も登場していたとしたら、幼稚園か小学校1、2年でしょうか?

ところが、7年も経過しているので、隆博を演じた二宮慶多くんは現在14歳。

中学生になりました。

2019年には映画「WE ARE LITTLE ZOMBIES」に主演しました。

この映画は数々の映画祭で賞を獲得している秀作のようです。

今シーズンのドラマでは「竜の道 二つの顔の復讐者」に出演しています。

半沢直樹に再び登場したら年齢が全然合いませんね。

7年あったら子供はあっという間に成長しますね。

今シーズンは家庭のシーンはほんの数シーンで、登場するのは花と半沢のみです。

まるで隆博はもとからいなかったような扱い。

全寮制の学校にでも入っているのでしょうか?

その説明もないので全く謎です。

半沢の母美千子も登場していません。

美千子を演じていたのはりりぃさんで、2016年に惜しくも亡くなられています。

これも前シリーズの展開からすぐに亡くなったという設定はおかしいので、ほぼ最初からいなかった設定になっているようですね。

大和田は本当に父の敵?

前シリーズでは大和田は融資を拒絶し、父を自殺においこんだ張本人でした。

その男を見つけだし、復讐するために半沢は東京中央銀行の前身、産業中央銀行に入行しました。

それが、今シーズンではまさかの共闘。

父への恨みを乗り越えての敵と協力しあっている?

それは仮の姿で、実は最後には大和田に復讐するつもりだが、今は黙っている?

というのも不自然に感じます。

これは前シリーズの設定はすっかりリセットされていると思った方がいいでしょう。

これだけ人気ドラマなんだから、前回の設定を忘れている視聴者はいないと思うのですが、半沢には批判よりも絶賛の嵐ばかりですね。

面白ければ少々の設定ゆらぎは許されるってことですかね。

今シーズンでは、半沢を真っ向からいびっていくるのは伊佐山の役でした。

大和田のキャラクターには老獪さが加わり、なんとも不思議な魅力を醸し出してます
ね。

半沢のよき理解者たちはどこに?

前シリーズでは良き上司だった吉田鋼太郎さんが演じていた内藤部長ですが、これまた数ヶ月しか経っていないのに登場しません。

内藤のポジションにいるのが大和田なので、やりにくくて半沢もより大変そうです。

前シリーズでは黒崎の婚約者が東京中央銀行の取締役岸川の娘でした。

その後、岸川は他社に出向になりました。

今シーズンで現れた黒崎の指には結婚指輪がありました。

中央銀行に検査に来た時も、義父を出向に追いやった大和田がいましたが、別に黒崎は気にしていない様子でした。

大和田は睨んでいましたが、それは黒崎と義父岸川の信念を知っていたからでしょうか?

このように、前シリーズとはかなり矛盾している点が多々あるのですが、キャラクターの面白さ重視で、当初の設定をあまり気にしない部分がある種少年マンガや時代劇に似ている気がします。

階戸瑠季さんがやる気のないOL役で出演! 半沢直樹第5話を振り返る

半沢直樹第5話に出演していた女優階戸瑠季さんが31歳の若さで亡くなられていたことが分かりネット話題になりました。
階戸瑠季さんの経歴と第5話の展開を振り返ります。

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惜しまれる夭折・女優階戸瑠季とは

階戸瑠季(しなとるり)さんは1988年の10月生まれ、グラビアアイドルで知られ数々のイメージDVDが発売されています。シナモンの愛称で人気を誇りました。

上智大学文学部卒業の才色兼備でした。

2013年から女優業に専念。

STRADOG主催の「蒲田行進曲」「嫌われ松子の一生」では主演を務めています。

Netflix配信で話題になったドラマ「全裸監督」にも出演し、印象を残しました。

半沢直樹第5話でもほんの数分の出演でしたが、ドラマの展開に重要な鍵を握る女性社員の役で印象を残しました。

半沢直樹の前シリーズには出番が少ないながらインパクトを残して、その後ブレイクした出演者たくさんいました。

たとえば今シリーズでも第7話に出演した吉田羊さんも、出番が少ないながら印象を残して、その後の活躍はご存知の通り、日本のエンタメには欠かせない存在になりました。

階戸さんも、舞台で演技力を身につけ、第二の吉田羊になれた可能性大でした。

本人が一番無念でしょう。ご冥福をお祈りします。

階戸瑠季さんがやる気のないOL役で出演! 半沢直樹第5話を振り返る

階戸瑠季さんが出演したのは半沢直樹第5話でした。

東京セントラル証券から東京中央銀行の第二営業部の次長に返り咲いた半沢。

今度は中野渡頭取から巨額の負債にあえぐ帝国航空の再建を任されます。

半沢は独自の精鋭再建計画を打ち立て、帝国航空の自力での再建を提案します。

ところが時の国土交通大臣白井亜希子は独自の再建組織タスク・フォースを立ち上げ、借り入れしている金融機関に多額の債権放棄を要求してきます。

半沢はあくまでも債権放棄を拒否して、自力再生を帝国航空にも理解協力するように、帝国航空内部のキーマンのベテランパイロットに木滝に接近。

ところが、妨害のために半沢の再建計画を都合の悪いところだけを切り取ったメールが一斉送信されます。

帝国航空社員たちにも誤解されて、半沢は八方塞がりになります。

半沢の再建案の内容を知っている者は帝国航空の幹部か、東京中央銀行の幹部しか知りません。

裏切り者は誰か?

半沢は前半「ロスジェネの逆襲」編に登場したスパイラル社長瀬戸からリークしたメールアドレスから個人情報を特定してもらいます。

そこは伊勢志摩にある雑居ビルの小さな会社「丸山商工」でした。

半沢は単身伊勢志摩に飛んで、丸山商工の実態を調べます。

そこに登場したのが、階戸さんが演じたやるきのないOL北川でした。

事務所はドアもあけっぱなしで、室内の蛍光灯もついていない、地味な感じ。壁には木滝がモデルの帝国航空のポスターが一枚。

北川はおよそOL着ないような派手なワンピースで、スマホをずっといじっています。

ほとんど仕事をしていない感じです。

半沢は丸山社長と知り合いで緊急の用事があるように見せかけて、北川から丸山の居場所を聞き出します。

北川から教えてもらったのは東京のホテルのとある政治家のパーティーでした。

東京中央銀行から帝国航空に移った永田が丸山商工を使って帝国航空への伝票を水増しし、政治家である兄の政治資金へ流用していたのでした。

北川は知らず知らず半沢の倍返しに協力していました。

やる気がなくてよかった。

北川の最後のシーンでは応接室で、DVDを見ながらポテトチップスを食べていました。

階戸さんはこのシーンでずっと多くの人の記憶に残るでしょう。

お気楽流シナリオ作法で半沢直樹第7話を斬る

今回は半沢直樹第7話を浅田直亮さんの提唱するお気楽流シナリオ作法の観点で分析します。

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今回も半沢直樹は一歩もひかなかった

前回のやられキャラ曽根崎を倒したら、その上のランクの敵キャラ白井が今度は直接妨害をしてきます。

東京中央銀行には業務改善命令が出て、帝国航空の退職社員の受入れ先のスカイホープ航空の認可も取り消されます。

開発投資銀行は圧力をかけられ、スカイホープ航空の融資も頓挫します。

ここで気になったのは再建しなければならないのは、帝国航空なのに今回は影が薄かったことですね。

完全に政治家と銀行との対決にすり替わっていました。

八方塞がりになっても半沢は絶対に弱気になったりしません。

最後まで逆転の可能性を探ります。

本音しかない人なんですね。

そして、絶対に自分の言いたいことを言う。

なかなかここまで本音を貫ける人はいません。

そのためには実践が伴わないと、自分に嘘をついたことになるので、現実だったら本人も大変でしょうし、まわりも迷惑でしょう。

半沢が倒れないのに加え、奥さんの花も何が合っても揺るがない。

ドラマにありがちなのが奥さんや子供が病気か何か弱点を抱えて、そこを敵ににつけこまれて、正義を貫けない状況です。

半沢の場合最強の奥さんだからこそ戦えてるとも言えそうです。

そのかわりに今回は森山が怪我をして離脱しました。

東京中央銀行内部でも債権放棄の拒否に否定する意見の中、半沢が拒否を固辞する理由が曖昧になった中、同志ともいえる森山の思いを受けて、半沢が信念を再確認するきっかけになりました。

半沢と正反対のタテマエを言う人々

政府の圧力を受けて、開発投資銀行の谷川が逃げ腰になってしまいます。

しかし、最後には半沢や他の銀行との連携で、強さを取り戻します。

原作では強さ一辺倒のキャラでしたが、西田尚美さんの見事な演技と迷いを経て、信念を取り戻す姿がより谷川のキャラクターに深みを与えたような気がします。

谷川は圧力を受けて、弱気になりタテマエを言いましたが、大和田は自らの世渡りのために本音とタテマエをたくみに使いわけていました。

最初は中野渡を守ることを盾に、半沢に債権放棄を認めるように迫りながら、実は表向きは銀行の中の過半数の意見である債権放棄に賛成である風に装って、実は最終的に債権放棄を拒否する方向に会議の流れをコントロールするという高度なかけひき。

もし、会場の流れがそのまま債権放棄に傾いたなら、そっちにつく二段構えの用意周到ぶり。

大和田は、前半の「ロスジェネの逆襲」編での、伊佐山との戦いで学んだのか?

さらに老獪さが増したような気がします。

その大和田を上手に利用する半沢もしたたかです。

次々とボスキャラを倒し、ついにラスボスへ

主人公を困らせてドラマを展開する困ったちゃんは今回は白井大臣でしょう。

半沢に倍返しをくらって大臣を辞職、ラスボス箕部がついに登場します。

昭和の仮面ライダーのラストでは、ショッカー幹部が敗れるとショッカーの首領が幹部に非情な制裁を加えますが、それを彷彿とさせました。

ショッカーの首領はあっさり幹部を殺してしまうのですが、白井議員は元局アナで票集めに利用されているだけでした。部下のメリットだけを利用して、一つも情が無いのがホントに悪の首領っぽいですね。

昔なつかしいエンタメの面白い要素がさりげなく、アレンジされて活用されているのも半沢直樹の面白さの一つかもしれません。

第8話からはいよいよラスボス箕部との対決です。
しかし、そこには中野渡や銀行の過去が大いに関与しそうです。
中野渡も困ったちゃんになるのか?

半沢直樹第7話 放送直後の感想考察

半沢直樹第7話が放送されました。いやー、今回も面白かった!
ドラマ視聴直後の感想考察です。

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白井大臣の妨害が明確化

早速、白井の直接の妨害が開始。

スカイホープ航空はの開発投資銀行の融資が取りやめになります。

谷川次長の白井の脅しに屈したようで、ありゃりゃ期待外れでした。

そして、大和田か紀本が白井に情報を流していると疑いが出てきます。

大和田は半沢に債権放棄するように言い含めます。

しかも中野渡頭取を恥をかかせないためだと言うんですが、大和田の真意が分かりません。

大和田のセリフ、表情が面白ろすぎて目が離せません。

白井の秘書の笠松が、半沢の東京中央銀行が出した経営再建計画の見事さを認めます。そして半沢の実力を認めます。

これは意外でした。

もとは箕部の秘書で完全に進政党の味方かと、思いましたがひょっとしたら、笠松の存在が鍵を握っているのかもしれません。

白井は東京中央銀行の債権放棄をテレビ報道で攻撃します。

白井は世論を動かして、ますます東京中央銀行に風当たりが強くなります。

そんな折、森山が階段から落ちて負傷。

これはたまたまのようで、事件性は全くないようです。

森山、半沢、運が悪すぎる!

森山は意識不明になるほどの大怪我ではなかったのでほっとしました。

しかし、これで半沢は孤立無援。

頼りになりそうな谷川もすっかり萎んでしまいました。

銀行内部での会議でも、半沢の意見を大和田一旦反対しながら、途中で半沢に同意します。

しかし、大和田は最初から、半沢に同意するつもりで、腹芸をみせていたのかもしれません。

大和田は最初から紀本の動きを引き出すために芝居をしたのではないかと考えます。

直後、紀本は銀行員生命をかけて、債権放棄を主張します。

頭取は半沢の主張を退けて、債権放棄の方向へ向かいますが、半沢は他の銀行の再建放棄の撤退をとりつける条件を認めさせます。

原作ではあっさり債権放棄の拒否が通るのですが、原作を読んだ人にも分からない展開になってきました。

再び利害関係が一致した半沢と大和田は共闘、曽根崎を出向先を条件にして、曽根崎を動かしていた黒幕の正体を迫ります。

その時の、半沢と大和田の「さあ、さあ、さあ、さあ、さあ」と言うのも歌舞伎の定番のセリフまわしですね。

さすが歌舞伎では市川中車の香川照之さんです。

そして、開発投資銀行の谷川は債権放棄を拒否。

一見、谷川が腰が引けたと見せておいて、実際は原作以上に鉄の女ぶりが発揮されました。

現実のモデルでは、ほとんどが債権放棄してしまったわけですが、ドラマの中だけでも、倍返しが成功してよかった。

花のフラワーアレンジメントの師匠で吉田羊さんがちょこっと出演。

前シリーズ後にブレイクした俳優さんの一人ですが、ちょっとの登場でもうれしいですね。

一発逆転、あっけにとられる白井大臣とタスクフォースリーダーの乃原の表情が笑えました。

わびをいれる白井の怯えた表情と、非情な蓑部の演技、鬼気迫るものがありました。

蓑部の柄本明さんは東京乾電池の主宰で、白井役の江口のりこさんは劇団員で実生活でも頭が上がらないんですかね。

白井の秘書笠松は箕部から命じられた白井の監視役だったようですね。

そして蓑部と中野渡が密会。

政治と東京中央銀行の癒着がいよいよ暴かれようとしていますね。

そして、第1話から登場している女将智美の正体が明らかになりました。

元銀行員で中野渡と箕部の過去のいきさつを知っているようです。

ここまで来て、原作とは全く違う展開で、クライマックスまで行きそうですね。

ラスボス箕部との対決で、半沢は妥協なしで対決できるのか?

そして、中野渡は箕部につく?

それとも半沢を援護する?

全く先が読めない展開で、次週までやきもきしてしまいます。

東京セントラル証券の森山が負傷! いったい何が起こるのか?

半沢直樹第7話の予告動画が更新されていました。

その予告動画によると賀来賢人さん演じる森山が階段から落ちて負傷する映像が追加されていました。

一体どういう展開になるか、追加動画から第7話の展開を予想してみました。

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森山が階段落ち! 事故か事件か? 黒幕は?

変更になった予告動画では、「最恐の敵」のテロップが入り、柄本明さんの箕部幹事長の「二度と私に逆らうんじゃないよ」のセリフと後に、開発投資銀行の谷川次長の「私達は政府に逆らうことなど許されないんです」と怯える表情がありました。

谷川次長は原作では鉄の女サッチャーに例えられる豪腕の女性なのに、キャラの変わりようは驚きました。
もともと東京中央銀行に戻った半沢と東京セントラル証券に残った森山を再び、引き合わせたのは谷川なのに、
なぜ谷川は態度を急変させたのでしょう。

白井国土交通大臣か、箕部幹事長の何か圧力があったとしか考えられません。

予告のあらすじでは、帝国航空の早期退職社員の受け皿として、考えられていたスカイホープ航空の新規路線の認可も取り消されます。

早期退職者の受け入れがすすめば、帝国航空の再建のプラスにもなるはずなのに、自分の目的のためなら肝心なプロジェクトの進行が妨げられても構わない。

敵はやはり、どう転がっても自分の利益しか考えていない卑劣漢のようですね。

立ち去る谷川らしき女性に森山は「それでも私はあきらめません」と誓いますが、その後、階段から転がり落ち、頭部に包帯を巻いて病院のベッドで眠っている痛々しい森山の姿が……

半沢はその横で「やり遂げてみせる。お前のためにも」と静かに誓います。

半沢は唯一の味方である森山を大怪我で失い、孤立無援で白井、箕部と戦わなければならないようですね。

一瞬、差し込まれた大和田の顔は不気味にやりと笑っていて、とても半沢を応援しているようには見えません。

孤立無援、半沢直樹に倍返しのチャンスはあるのか?

実は、原作の「銀翼のイカロス」には森山も大和田も登場しません。

なので、半沢と森山が協力しあって、帝国航空の早期退職者の受け入れ企業を探すという下り自体がドラマのオリジナルです。

航空の認可の取り消しなど、白井の半沢への妨害は原作以上に激しいものになっています。

森山が怪我をして入院したのは、果たして、事故か意図的に仕組まれたものなのか分かりませんが、白井、箕部の圧力が原作以上になっているのは間違いないようです。

中野渡頭取も半沢に実現困難なミッションを命令しておいて、わりとサポートはなかったりするんですよね。
普通のドラマだったら、幹部的なキャラクターが政治的な根回しをしてくれて、裏で主人公を助けるというのがパターンなんですが、半沢直樹にはそれがほとんどないんですよね。

今度の敵はさすがの半沢でも一人ではたちうちできないようなので、なんとか中野渡の協力をお願いしたいものです。

今までの戦いのほとんどで、半沢はほぼ孤立無援の中で戦ってきました。

しかし、東京セントラル証券での戦いでは、森山や浜村など半沢を慕う部下と一緒にチーム

として戦っていた感じで、心強かった。

前半「ロスジェネの逆襲」のラストで半沢が東京セントラル証券の部下たちに語りました。半沢達ババブル世代はよくもわるくも上の世代のやってきたことに翻弄されてきた。

新しい時代を切り開くのは、森山達、次の世代の人間たちだと。

未来を託した森山の負傷は、半沢にとっても痛いですね。

森山の怪我が大したことないことを、半沢の倍返しがまたも決まって、白井大臣、箕部幹事長、そして裏切り者たちがやっつけられることを願います。

半沢直樹第7話の裏切り者の正体を予測する

次回予告の動画やあらすじでは裏切り者は紀本常務なのか?大和田常務なのか?と書かれていました。白井亜希子大臣と協力して東京中央銀行に妨害しているのは誰なのか検証していきます。

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裏切り者は紀本常務?

原作の「銀翼のイカロス」では実は紀本常務とタスクフォースのリーダー乃原は同級生で、中央銀行の情報は筒抜けでした。

となると、裏切り者のは紀本ということになりそうですが、紀本役は段田安則さんで、乃原役は筒井道隆さんです。

年齢的に一回り違うような気がします。

となると、同級生ツーカー説はないようです。

ドラマでは何か違う設定になっているのでしょうか?

同級生でないにせよ、何らかの形で乃原と紀本はつながっていて、白井大臣の目的を達成しようとしているのかもしれません。

また、白井大臣の目的の遂行は、東京中央銀行の過去の古傷を隠蔽することでもあります。

中野渡頭取と同じく、紀本常務は東京第一銀行と富士中央銀行が合併した前後の経緯を知っている古株です。

半沢が暴こうとしている不正は、東京中央銀行の過去の闇も暴くことになるのかもしれません。

裏切り者は大和田?

今シリーズの前半では敵味方だったのに、前半クライマックスでまさかの共闘。
大和田は半沢と東京セントラル証券のピンチを救い、半沢は大和田のポジションの復活に貢献しました。

しかしながら、もともとは前シーズンで大和田は半沢に煮え湯を呑まされているし、半沢にとっても大和田は最愛の父を自殺に追い込んだ憎き敵です。

裏切ってもなんらおかしくありません。

だから、裏切っていると一番に疑いがかかる人物でもあります。

前半でも、半沢と共闘する前までは伊佐山とは敵なのか味方なのか。

相当翻弄されました。

それに、大和田は今回はことあるごとに中野渡頭取の権威を守ることが大事だと半沢に主張します。

半沢も中野渡の名前を出すと弱いようで、それ以上逆らうことができないようです。

なんでそんなに中野渡を立てる必要があるのでしょう。

もともと半沢を東京セントラル証券においやったのは中野渡頭取なのに!

と半沢をみると、やきもきしてしまいます。

大和田も中野渡頭取の名前を使うことで、半沢を上手にコントロールしているように見えるのですが……

となると、裏切り者の可能性も十分に出てきます。

とここまで検証してくると、もしかしたら紀本、大和田、両方とも裏切っている可能性も考えられます。

少しネタバレになりますが、東京中央銀行は進政党の箕部幹事長の政治資金で黒い過去があるのです。

それが帝国航空の空港の敷地の所有につながり、切っても切れない関係なのです。

もし、それが半沢が暴いてしまうと、東京中央銀行の不正も暴いてしまうことになります。

となると、半沢直樹は自らの手で自らの所属する組織の崩壊の引き金を引くことになります。

まさかの中野渡頭取が裏切り者?

これはありえないことかもしれませんが、中野渡頭取自体が表向きは債権放棄しないように半沢に言ってるように見えますが、実は表向きで、半沢にあまり不正を暴いてもらいたいくないのかも?

白井大臣や箕部議員も破滅かもしれませんが、東京中央銀行の存在自体ひいては東中野頭取の引責辞任にもなりかねません。

これまた、中野渡頭取や紀本は失脚すると、またライバルが減って、大和田の頭取への道が近づいて来るような
気がします。

大和田頭取になったら、半沢は東京中央銀行にそのままいることが出来るんでしょうか?

とダークな妄想がひろがっていきます。

中野渡頭取には半沢のためにも、安泰でいてもらいたいものです。

半沢直樹銀色のイカロス編の帝国航空再建のモデルになった事例を解説

半沢直樹新シリーズの第2部では帝国航空の再建を描いています。
これは実際に起きた2009年からの日本航空の再建がモデルになっています。
日本航空の再建のまとめとドラマとの違いを解説します。

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白井大臣のモデルになった人は?

日本航空の再建が実際に行われたのは自民党から民主党政権交代された時期でした。

国土交通大臣が私的に設立したタスクフォースが登場しました。

タスクフォースの構成員は法律事務所やコンサルティング会社の有識者5人によって構成されていました。

当時の国土交通大臣は前原誠司氏でした。

ところが、ドラマでも債権放棄の件で半沢直樹が激しく抵抗したように、タスクフォースの再生計画は反発を招いて、迷走します。

結局はわずか1ヶ月間で再生計画を提出して解散しました。
登場の仕方は派手だったのに、言うだけであとは失速し、尻切れトンボ。

失礼を承知でいうと、民主政権での政策は実にこんなことが多かったような気がします。

ドラマでは女性政治家になっていますが、当時、国土交通副大臣だったのは辻元清美議員でした。

辻元議員は白か黒の服を着ることが多く、白井大臣も白色の服をよく着ているのでそこも真似ているのでしょうか。

辻元議員は小泉政権時代に、厳しく総理や鈴木宗男氏を追及して、他の民主党の政治家よりも目立っていました。

白井大臣にはモデル候補の女性政治家が複数いて、その一人は田中真紀子元議員でした。

伝説の首相田中角栄氏の娘として、日本初の女性首相を期待されて、人気は
ピカイチでしたが、小泉政権時代に外務大臣になったものの、力が発揮できませんでした。

2人とも期待はされていたものの、結局は潜在能力を発揮できないまま失速した感じです。

辻元氏田中氏がモデルとなると、結局白井大臣の力も発揮できないままなんでしょうか?

白井氏が強くなると半沢が負けちゃうので、これはこれでいいんですかね。

モデルになった女性政治家の最後はご存知東京都知事の小池百合子氏です。
元ニュースキャスターで、自分のイメージカラーを持っていて、カタカナが好き、そして女帝と呼ばれている。

3人に共通するのは押しの強さですね。

強くなくては政治家として生きてけない。

伝説の経営者がCEOに就任、経営再建へ――

2011年に京セラを一台で築き上げた稲盛和夫氏がCEOに就任して一気に再建が進みます。

再建が成功した時には稲盛氏の経営手腕が称賛を浴びました。

しかし、ドラマと同じく社員の3分の1の1万6千人をリストラ。
債権の87.5%を放棄が決定。

そこまでしたら、再建できるだろうと言う意地悪な味方もできます。

これが個人だったらどうでしょうか?

経営責任はあくまで個人のもので、ここまで国に支援してもらうのはありえません。

コロナ禍では緊急事態宣言で経済が衰退したときに、国民に配られた支給額はわずかでした。

しかし、国が株主として入っている大企業には相当額の資金が流れたと経済誌が報道していました。

やはり、大企業と国家はズブズブの関係で、少々破綻しても救われるんですかね。

半沢が固辞する500億円の債権放棄も可能なんでしょうか?

今回ばかりは半沢も妥協しなければならないような気がします。

白井大臣の圧力で東京中央銀行に業務改善命令が出されるのは原作ではなかったものです。

政治家の半沢への圧力は原作以上に厳しいものになりそうです。

しかも、大ボス的なキャラ箕部幹事長が登場します。

この箕部の存在がドラマに激震をもたらしそうです。

今後の展開に目が離せません。

銀行員ってどうやって出世をするのだろうか

ふとした疑問だが、半沢ドラマを見ていると、上司に気に入られたり、コネクションがあったりと、昇格するには上のバックアップがあるようなシーンが色々出てきているが、フィクションだとしても能力は辛うじて必要である。

「銀行員」という職業を突き進む人たちは通常はどう出世街道を歩んでいくのかが気になるところである・・・

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証券外務員は銀行員にとっては必須資格ですが、実は出世などに繋がる道を作るのは、どうやら他にも色々な専門資格などが必要らしいのです。

TOEICなども昇格に必要なところもあるようです。

海外に支店や事務所を置く銀行も増えているらしく英語も必要不可欠みたいです。グローバル化もこのご時世大事ですよね。他にも「宅地建物取引主任者」や「中小企業診断士」の資格もあると良いみたいです。

半沢直樹の登場人物に伝えたい伝説の雀鬼の負ける生き方

半沢直樹では毎回毎回東京中央銀行で同じ釜の飯を食った仲間とのバトルが展開していきます。
どうしてこんなに半沢のまわりには敵ばかりなんでしょう。

半沢にしても敵役にしても、お互いに負けたらおしまいデス。

負けたら一生浮かばれないポジションに送り込まれてしまうのに、なぜお互いに足を引っ張り合うのか?

おそらく、子供の頃からエリートコースまっしぐらで、負け知らずで生きてきたんでしょうね。

「麻雀放浪記」で有名な伝説の雀鬼阿佐田哲也さんの別名色川武大著「うらおもて人生録」
から、東京中央銀行の人々に伝えたい教えを列挙してみました。

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負けるときはきれいに負けよう

既存の記事でも同じ「うらおもて人生録」を紹介しています。
前回の記事では人生は九勝六敗でちょうどいいと言うことでした。

その上にさらに色川さんは社会に出た時は、最初に負けろと言います。

麻雀の時には勝ち越せと言ったのに、社会に出たら負けろって矛盾してるように見えます。

色川さんはエリートには唯一欠点があると言います。

それは負けなれていないということです。

ずっと勝ちっぱなしだったので、いざ負けると受け身のとりかたが分からず大怪我をすると言うのです。

相田みつをさんの「負ける練習」と言う書にも受け身の大切さ、上手に負けることの大事さが説かれていました。

たしかに、半沢直樹に敗れ去った上司・同僚たちは、負けたくないがために不正を行って糾弾されました。

だから、勝てるときには思いっきり勝てばいいが、負けたくないと思って無理をすると大怪我をするというのです。

時の首相小泉純一郎さんが「痛みに耐えてよくがんばった」と称賛した取り組みで貴乃花は長い休場を余儀なくされて、選手寿命を縮めました。

稀勢の里も怪我をおして戦ったために、その後はふるいませんでした。

プロスポーツの世界では美談で済みますが、長い仕事人生では怪我は禁物です。

色川さんは人生をマラソンにたとえています。

自分のペースで走っていく大事さを訴えています。

「人を追い抜くんじゃない。自分より前を走っていた人たちが落伍していって、自分の着順が上がっていくんだ」

水戸黄門の歌詞にも「後から来たのに追い越され」とありましたが、まさに半沢に敗れ去った人たちに捧げたい言葉ですね。

彼らが負ける練習が足りていれば半沢と対立することも、不正をすることもなかったのかもしれません。

人生結局プラスマイナスゼロ

美輪明宏さんが説く【正負の法則】に近いものがありますが、人生は結局勝っても負けても最後はゼロになると言うのです。

発明で人類は進歩すると同時に、より破滅に近づいていると説きます。

半沢は結果的に、負け知らずで勝利を重ねていますが、その半面大いにマイナスの面を作っています。

至るところで敵をつくって、恨みをかっています。

今シリーズでも、大和田を失脚させたことで、伊佐山に恨みをかっていました。

誰かを追い落とすことで、知らない間に半沢に恨みを持っている人間が増えていっていることでしょう。

半沢は次々と難題に真正面からぶつかっていき、解決に導いています。

そして、今度は国家、政治家を相手に戦って、きっと勝利を掴むでしょう。

しかしながら、その分恨みや嫉妬をかっている気がします。

石田三成が豊臣秀吉の側近として優秀すぎて、他の武将や家臣から嫉妬されて、人望がなかったのと似ている気がします。

あんまり突き進みすぎて、大ピンチにならないか心配です。

あと、ある程度小さな不正には目をつぶったりするのも、処世術では必要かもしれません。

半沢直樹と日曜劇場池井戸ドラマ主人公との比較

半沢直樹第6話には帝国航空の早期退職者の受け入れ企業として「帝国重工」や「トキワ自動車」が出ていましたね。これはすべて歴代の日曜劇場で池井戸ドラマの舞台になった会社です。

半沢直樹は毎回毎回、不正をして半沢にマウントする奴を最後には倍返しをしてやっつけます。
それがスカッとして圧倒的な視聴率を誇るのですが、他の池井戸ドラマの味わいと圧倒的にテイストが違っています。それは一体どこから来るのか分析してみました。

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他の池井戸ドラマと半沢の決定的な違い

池井戸ドラマの面白さは一つの目標に対して、チームが力をあわせて達成していくことに醍醐味
があります。

その中でも2つタイプがあります。

ものづくりと、勝利です。

「下町ロケット」では、大手に負けない部品開発をしています。
「ノーサイドゲーム」や「ルーズベルトゲーム」はスポーツチームが優勝に向かって邁進します。
「陸王」は商品開発とスポーツでの勝利もあるので、その折衷型でしょうかね。

いずれも、他から見たら達成不可能のような目標を掲げて挑戦していく姿が毎回胸をうつのです。

このドラマでも欠かせないのが敵役です。
主人公を邪魔するやつがいるから、ドラマが盛り上がるのです。

敵役の中にも二通りありあます。

大会社の利権に群がって甘い汁を吸うために、弱い立場をいじめるタイプ。
時代劇では悪代官や悪徳商人のような感じです。
「下町ロケット」では池畑慎之介が演じた中川弁護士や帝国重工の次期社長を狙う的場常務。
「ノーサイドゲーム」では中村芝翫さんの風間社長でしょうか。

もう一つはもともとは悪い人間じゃないけど、復讐のために人を妨害するようになったタイプ。
「ノーサイドゲーム」では上川隆也さんのトキワ自動車・滝川常務が、主人公の大泉洋さんの君嶋のことごとく妨害してきます。
ところが、滝川の行動は逆境から上り詰めたコンプレックスからくるものでした。
後半はガラッと変わって君嶋を陰ながらサポートするようになります。

逆に「下町ロケット」の尾上菊之助さん演じた伊丹社長は、当初佃の味方だったのに、以前いた帝国重工への復讐ために、後半では敵側になってしまいます。

「下町ロケット」「ノーサイドゲーム」の主人公たちはいつも、権力から理不尽な態度を取られピンチを迎えます。

それでも、あえて損をする道を選びます。
たとえ自分たちが損をするとしても、原則として正しい選択を主人公は選ぶのです。

「ノーサイドゲーム」の君嶋は強豪チームに選手を引き抜かれても、妨害する措置はとりませんでした。それが選手の活動を制限したくなかったのです。

「下町ロケットの」の佃社長も自分たちが損をすると分かっていても、窮地に立っている他社と合併します。

他の池井戸ドラマのクライマックスでいつも感動するのは、主人公の自分を顧みない正しい道を歩むこころの大きさを感じるからです。

池井戸ドラマ主人公としては半沢は異端?

それに対して半沢はどちかと言うと、敵役の後者のタイプ・復讐者タイプのような言動をします。

佃や君嶋が理不尽な仕打ちにグッと耐えて、本当の目標に向かって進んでいくのに対し、
半沢は文字通り「やられたらやりかえす」ので、いちいち自分がやられたことを、きっちりと反撃しています。

たしかに部所のチームリーダーとして最善の行動はとっていますが、チーム内の中の反撃、チーム内の成功に限られています。

でも、そこが半沢の圧倒的な人気に秘密でしょう。

だれもが崇高な心を持っているわけでも、高い目標を持っているわけでもありません。
自分がやろうとしていることを邪魔する奴、自分の足を引っ張って引きずり降ろそうとする奴は現実にゴロゴロいます。

でも、面と向かって反撃も現実的には無理でしょう。

半沢だけは言いたいことを言ってくれるので、溜飲が下がります。

とはいえ、半沢は池井戸作品の中でもかなりの異色のキャラと言えそうです。

半沢直樹第6話お気楽流シナリオ術で分析する

浅田直亮さんの提唱するお気楽流シナリオ術の法則に乗っ取り半沢直樹第6話を分析いたします。

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半沢直樹の弱点こそが半沢の軸

今回も半沢は敵がどんなに自分より大きなものでも、ちゃんと理不尽なことにおかしいと反論します。

それがたとえ政府であっても、国土交通大臣の白井が組んだタスクフォースのリーダーであっても、半沢の前任だった曽根崎に対しても。

現実のビジネスの現場で理不尽な態度をとられても、ほぼ空気を読んではっきりと相手に対してノーと言えないものです。

それをはっきりと言えるから半沢にみんな拍手喝采するのですが、諸刃の剣でその性格がつねに半沢を窮地に陥れることになります。

半沢直樹全編に渡って、半沢が常に逆境に立たされている原因でもあります。

半沢直樹第7話の困ったちゃん達

今回も半沢を潰しにかかってくる困ったちゃんのオンパレードでした。

まずタスクフォースのリーダー乃原。

帝国航空の債権放棄を拒否する半沢に対して、全否定をするような罵りようです。

演じる筒井道隆さんは、「あすなろ白書」や「王様のレストラン」「新選組」などで純な心を持っているのに、実力が無くて現実に翻弄されている、善玉役のイメージがあります。

しかし、今回はそのイメージを逆手にとったイビリ役がピタリとハマリました。

日曜劇場では本来は善玉役のイメージしかない俳優さんが、悪玊を演じてその俳優さんの新たな可能性を引き出していると同時に、一体誰が味方か敵か分からない展開の読めなさに貢献しています。

半沢直樹のビジネス表面上の敵は、半沢の目的と相反するライバルですが、いつも半沢を妨害して、貶めるのは、同じ東京中央銀行の行員たちです。

第1部では市川猿之助さん演じる伊佐山が一身にその役を引き受けていました。

第2部の帝国航空編では毎回、同じ東京中央銀行の中の行員が半沢を貶めています。

今回は元帝国航空担当だった曽根崎です。

今回、半沢を前半で徹底的に困らせ、後半で困らせたのは前任の曽根崎でした。

曽根崎を演じたのは佃典彦さんで、劇団B級遊撃隊を主催し、数々の演劇賞を受賞している、演劇界の重鎮です。

前半の半沢に対するあからさまな敵対と妨害。
後半は半沢に不正を暴かれての、泣き顔の演技が見事でした。

今回も日本の演劇人のポテンシャルを知らしめました。

コロナ禍でなかなか舞台が制限されている中、歌舞伎や演劇のすごさ面白さを広めるために半沢直樹は一役かってますね。

同じ日曜劇場の他の池井戸ドラマでは、チームの仲間は方向性に行き違いがありながらも、最終的にはお互いに思いやりあっていると言うところが泣けます。

ところが半沢の場合は全く真逆、いつも半沢のピンチを招いているのは、他ならぬ同じ団体の仲間なのです。

いずれも大好評の池井戸ドラマですが、その中でも半沢直樹の視聴率や反響が段違いなのも、そこが理由なんでしょう。

他の池井戸ドラマではチーム内が思いやっていますが、半沢はいつも身内の足引っ張りで、身動きがとれなくなっています。

他の池井戸ドラマではタテマエが描かれているのに、半沢では本音が語られています。

アホな身内にもの申すことが出来る半沢のおかげで日頃の鬱憤ばらしができるので、半沢直樹に拍手喝采を惜しまないのです。

第3話に登場した黒崎が再び登場しました。

わずかな間に、元のポジションに戻れた黒崎と半沢は似たものどうしなのかもしれません。

黒崎の指摘した書類の改ざんが、曽根崎の不正を見破る手がかりになります。

いつも敵であるはずなのに、結果的にいつも半沢が倍返しできる情報提供してくれます。

水戸黄門で言うとちょっとひねりの効いた風車の弥七的な存在ですね。

「半沢直樹」第4話の考察・感想次回の展望

ますます盛り上がる「半沢直樹」新シリーズ。
第4話は第1部のクライマックス。
いよいよ東京セントラル証券対東京中央銀行の決着!
というより半沢対伊佐山・三笠コンビとの対決の決着です。

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二転三転、勝利の行方は?

電脳雑技集団に玉置は解雇された後、行方不明になりました。
玉置を必死に隠そうとする電脳雑技集団の様子から、半沢は電脳が財務について秘密を抱えていることを知ります。

あっさり玉置はみつかりましたが、玉置は電脳雑技集団に父の会社の特許を全部握られてしまい、身動きがとれないようです。

伊佐山の方が一枚上手で、毀誉褒貶。

煮ても焼いても食えない奴です。

こうなると、大和田がかわいそうになってしまいます。

敗残の大和田に半沢とまさかの共闘!

半沢も地方に出向がかかって、伊佐山・三笠を倒すためになりふりかまっていられなかったんですかね。

半沢に押されて動揺する大和田の気持ちの揺れ動きが、新たな大和田の魅力。

迫力だけじゃない、弱さもさらに大和田の魅力に加わりました。

花の紅茶を飲んで、最後の決戦に望む半沢。

花は「もうこうなったら南極にでも行くよ」

と言ったのは堺雅人さんが主演した「南極料理人」のことを射しているんですかね。

なにげないセリフにお遊びが見受けられて楽しかったです。

ちなみに「南極料理人」で堺さんの妻役だった西田尚美さんが第2部に開発投資銀行の谷川として登場します。花
のセリフはこれを予告していた?

伊佐山の猿之助さんの今までの憎たらしい表情とセリフから、一点、半沢にやりこめられ詫びるシーンの動揺する表情の落差の見事さ。

そして、伊佐山が半沢にやりこめられているのを、歓喜に顔を歪める大和田の表情。大和田の魅力がさらに広が
ったような気がします。

半沢のおかげで、自らのポジションをキープできたのにも関わらず、ことが済んだら直ちに半沢を逆境に追い込むような仕打ちをする大和田らしいですね。

しかし、親の仇であるはずの大和田に協力を頼む半沢。

大和田を親の仇だと言うことを忘れているのか?

慈悲深い心で乗り越えたのか?

それとも前シリーズと今シリーズでは、そもそも違う世界なのか?

大和田と協力したことで、若干のねじれ感を感じてしまいましたが、前シリーズと脚本家が交代したことでこれ
もまたありかと思いました。

大和田の存在感もさることながら、今シリーズが前半で盛り上がったのは間違いなく伊佐山のキャラクターの強さのおかげです。

伊佐山を倒した後に半沢が立ち向かうものは、否が応でも、伊佐山以上に手強さが強調されます。

後半第2部には歌舞伎俳優が登場しませんが、後半も前半以上に盛り上がっていけるのか気になるところです。

国土交通大臣の白井がカタカナ語連発して、ネーミングが上手だが実態が伴っていない感が某都知事にそっくりでびっくりしました。

今回の帝国航空のモデルになったのは日本航空の再建に京セラの稲盛和夫会長が日本航空を再建した事例がモデルになっています。

稲盛会長が推進したのは京セライズムで奇しくも半沢が今回言った客のために仕事をするということでした。

しかし、「銀翼のイカロス」ではまた銀行の不正というものに半沢は対峙します。またも、半沢の理想・信念と反する事態の発生。

その中で半沢はどう航空会社を改革していくのか見ものです。

民主党政権の時代、政権交代した時に掲げたマニフェストがほとんど絵に描いた餅で、言うばっかりで実行が伴っていなかった尻切れトンボの印象でしたが、唯一うまくいった事例だったのが日本航空の再建でした。

今回コロナになって、再び航空会社の経営危機が危ぶまれている中、ものすごくタイムリーなテーマにになりました。

半沢が経営再建に乗り出すのは、国家に守られているが故に放漫経営が祟った航空会社でした。

今年の航空会社の危機は、経営の怠慢というより、コロナによって航空の利用が極端に減ったことからです。

半沢のエピソードよりさらに難しい局面になりました。

こんな時こそ、半沢直樹のような問題に真正面からぶつかるような人材が欲しいですね。

「半沢直樹」前シリーズとの矛盾を考察する

第4話の予告動画ではあのにっくき大和田に半沢が協力をもとめてきます。

「おいおい、半沢。大和田ってあんたのお父さんを自殺に追い込んだ親の仇やで。親の仇と協力を求めてるなん
て親不孝な!」と思うかもしれませんが、一体半沢に何が起こったのか?

今回は今シリーズと全シリーズの矛盾点について考察してみます。

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親の仇の大和田に協力を頼んでいいのか?

今シリーズは前シリーズと脚本家が交代しています。

前シリーズの大ヒットを飛ばした立役者の脚本家矢津弘幸さんは、次シーズンのNHKの朝ドラの脚本を担当しています。

つまり、前シリーズの成功によって売れっ子になってしまった人の一人なのです。

新シリーズの脚本は丑尾健太郎さんです。

原作では、ドラマとちがい、半沢の父は自殺しておらず、半沢の町工場の融資を断ったのも、大和田ではありませんでした。

なので、実はドラマほど大和田に対して憎しみを感じる根拠はなかったのです。

大阪支店の時の浅野支店長と同じように自分の不正や自分の過失を半沢に押し付けようとしただけです。

新シリーズになって、大和田が登場した時に半沢の父(笑福亭鶴瓶)さんが首吊り自殺した回想シーンはなくなりました。

あたかも、前回の設定がリセットされたようです。

半沢も親の仇! という目で大和田を見ていないようです。

半沢の頼みを大和田は「死んでもやだね!」と返答しますが、親の仇に協力を頼む半沢の方も「死んでもいやだと思うでしょうが……」

原作では、大和田が乗務に失脚して以来、登場しないからいいのですが、香川照之さんの怪演で、巨大化した大和田のイメージ。

大和田が出なければ、半沢直樹じゃないという位切っても切れないキャラになりました。

その分、古田新太さんの三笠など、本来なら主役をはれる俳優さんでも、大和田、伊佐山、黒崎、瀬名の歌舞伎
軍団のケレン味の前では存在感が薄くなってしまいます。

出演しても、目立たないというより、出ない方が歌舞伎軍団に喰われなくてなくてすむ?

そういう判断で、前シリーズには出演した人気俳優さんも出演しなかったのかな?

と考えてしまいます。

親の仇という設定が前回のみで、今回はなしという解釈じゃないと、大和田と半沢が結びつくのはちょっと納得
ができない感じです。

黒崎も前シリーズとは矛盾が?

前シリーズに登場した時、黒崎は大和田派の岸川取締役の娘と結婚していました。

伊勢島ホテルの120億円の損失の件で東京中央銀行を検査に入ります。

しかし、それが結果的に義父となる岸川の失脚につながり、岸川は他社に出向しました。

新シリーズで再登場し、半沢と再会した時は半沢に対してどういう思いでいるのかは全く分かりませんでした。

実は黒崎が岸川の娘と婚約しているという設定もまた、ドラマ独自のもので、原作にはない要素です。

義理の父親が銀行から追い出された原因を作った半沢には、恨みをもっていいはず。

しかし、その素振りは全然ありません。

半沢の元へ検査に行き、証拠がみつからなかったことは覚えていても、義父との因縁はすっかりなかったこと
に?

大和田同様に、キャラクターの強烈さは残っているものの、前回の因縁の細かいところまでは覚えていないよう
です。

となると、前シリーズとは、似ているけど、違うパラレルワールドで起きた出来事なんですかね。

前シリーズの因縁を解説していたら時間はかかるでしょうし、新シリーズから見始めた人は何のことかわからな
いですもんね。

考えてみると、昭和のシリーズドラマは以外とこういう細かな設定の変更は当たり前のようの行われてました。

石原プロの「大都会」シリーズではパート2になったら石原裕次郎さんの設定が、新聞記者からいきなり医者に変わってたり、キャストがガラッと変わってたり。

何の説明もなく変わっているのはしょっちゅうでした。

細かいことは気にせずに、役者たちの演技バトルを楽しめばいいのかな?

第3話に登場した金融庁の黒崎の結婚と今後の活躍

第3話で全シリーズにも登場した黒崎検査官が登場。半沢を追い詰めました。その黒崎の指には結婚指輪が……前シリーズで婚約者がいましたが無事結婚できたようです。
結婚後には黒崎がまさかの入院! 一体何が起こったんでしょうか?

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鬼の黒崎がキャラ変で入院?

前シリーズで黒崎は東京中央銀行の大和田派・岸川と婚約していました。

一時は黒崎が東京中央銀行の伊勢島ホテルの融資の不正の秘密を暴くために黒崎が接近したのではないかと疑わ
れていましたが、黒崎の岸川の娘への思いは本物だったようで、新シリーズでは婚約指輪をして無事結婚していたことが分かりました。

また、TBSラジオオリジナルドラマ「半沢直樹破れし者の物語」では黒崎のその後の物語が描かれました。

前シリーズでは妻自体は登場しませんでした。

ラジオドラマでは妻美咲を堀内敬子さんが演じています。

同年代でお似合いです。

堀内敬子さんが、テレビドラマにも出演する可能性はあるのでしょうか? 期待した。

仲睦まじい夫婦であることが分かります。

黒崎は口調はオネエ言葉ですが、男性好きではなく、女性の方が好みのようです。

美咲の読んでいた週刊誌に、頼れる上司はみんな声が低いと書かれた記事が書かれており、黒崎は一念発起して
甲高い声から低音を出すトレーニングを始めます。

その成果か、すっかり低音になり、普通の男言葉になってヒステリックだった性格がすっかり穏やかになります。

しかし、それが半沢以外が連戦連勝だった検査能力に狂いが生じます。

原因不明の体調不良になり緊急入院。

一時、意識が混濁するまでに……

うわ言を言っている時は、以前のオネエ言葉でした。

美咲はその言葉を聞き逃しませんでした。

「半沢!」

黒崎にとって、唯一敗れた人物半沢直樹は、キャリアの汚点で、屈辱だったのです。

美咲のアドバイスでオネエ口調に戻した黒崎は、またたく間に回復。

再び鬼の検査で、検査先と部下を震え上がらせる――というエピソードでした。

ですが、ドラマの最後にこれはあくまで金融庁で流れた噂であると付け加えています。

このエピソードが事実か虚構かは分かりませんが、黒崎は半沢に対して並々ならぬ執念を抱いているようです。

ラジオドラマを聞いたかぎりでは、美咲は黒崎のお姉キャラをそのまま受け入れる度量の広い女性です。

半沢も黒崎もいい奥さんをもらった点は共通してますね。

ちなみにオリジナルラジオドラマでは黒崎の他に前シリーズに半沢に敗れ去ったキャラの後日譚が描かれていま
す。

https://www.tbs.co.jp/radio/hanzawa_naoki/

半沢、黒崎、男の友情

第3話での東京セントラル証券の検査でも、表向きはスパイラルの逆買収の証拠を握るためでしたが、実は真の目的は電脳雑技集団の財務を調べることでした。

これは半沢・東京セントラルと伊佐山・東京中央銀行の対決に大きな影響を与えることになります。

すると、黒崎は半沢に有利な情報を間接的に提供していることになります。

第2部の「銀翼のイカロス」編でも黒崎は半沢が勝つような状況を呼び込みます。

半沢のモットーは「正しいことを正しく行う」ですが、これはまた黒崎のモットーでもあります。

立場は違いながらも、黒崎と半沢は組織の歪み不正と戦っている同士と言えます。

言葉には出しませんが、2人は心が通じあっているように思います。

黒崎は半沢シリーズの一キャラクターに過ぎなかったのに、片岡愛之助さんの怪演によって、原作にも影響を与
え、第2シリーズでもさらにその存在感を増しました。

ただ黒崎名物の部下への急所潰しは、完全にセクハラ、パワハラで訴えられそうなので、もし部下が訴えたら、黒崎のポジションも危ういので心配です。

半沢直樹」予告動画と次回あらすじのみで第4話を予測する

第3話で半沢はスパイラルとfoxを結びつけることに成功します。
コペルニクスとの提携をすることで株価は急上昇して、電脳雑技集団の敵対的買収を防ぐことに成功したように思えました。
ところが三笠副頭取が銀行の意地を見せて、500億追加融資を行う動きをみせます。
半沢の東京セントラル証券対三笠の東京中央銀行どっちが勝つのか?
第4話を予測します。

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第4話で大和田と半沢の関係に変化はあるのか?

電脳雑技集団の買収騒動を東京セントラル証券を巻き込んで、影で糸を引いていたのは大和田でした。

大和田は原作では登場しないので、大和田の動きは全くドラマオリジナルなので検討がつきません。

Twitterでのドラマの公式サイトには「半沢、大和田まさかの共闘?」の文字もあります。

今まで反目しあっていた二人が協力しあう展開になることも予想できます。

しかし、協力しあうようにみせかけておいて、大和田に手ひどく裏切られることも考えられます。

予測としては、

もし、電脳雑技集団が破れたら三笠副頭取と伊佐山の失敗を押し付けて二人を失脚させる。がら空きになった副頭取の座に入る。

予告動画の中で大和田は自分を裏切った男を攻めています。

ひょっとしたら、伊佐山と大和田を両天秤をかけていた、伊佐山は肝心なところで大和田を裏切り、罪を大和田になすりつける。

という展開もありかなと思います。

一番ありなのは半沢が起死回生の新事実を発見して、三笠伊佐山を退陣させることですね。そのためのキーマンが電脳雑技集団を追い出された財務担当の玉置のようです。

玉置は電脳雑技集団の知られてはいけない秘密を握っているようですが……

行方不明になった玉置をどうやって見つけるのか?

玉置が握っている秘密がドラマの鍵を握ります。

もしかしたら、その玉置の居所を知っているのが大和田なのか?

不在の良き理解者である上司内藤のかわりを務めるのは?

今回はコロナ騒動の影響でドラマの話数が極度に縮められています。

なので半沢直樹も例外にもれず、駆け足で展開することが予想されます。

4話の段階で、はやくも第2部に突入しそうです。

第2部は「銀翼のイカロス」が原作で、大手航空会社の再建問題が取り上げられます。

東京中央銀行の第二営業部の次長に復帰しますが、上司の内藤部長が今回不在です。

内藤役の吉田鋼太郎さんは、現在「スーツ2」と「刑事七人」に出演中。

さすがに3本のドラマ掛け持ちはきついかと思いますが、出演できたらいいんですが、

相関図にもないし、吉田さんぐらいのポジションなら公式サイトに画像が出ると思います。

それでも、高坂役の吉沢亮さんの出演はサプライズだったんで分からないですけどね。

では、半沢の上司は誰が?

で候補になるのが、大和田です。

中野渡頭取は前シリーズで大和田の罪を暴いた半沢を東京セントラル証券に出向させました。

正義を貫こうとする半沢に対して、頭取はもっと清濁併せ呑む懐の大きさを求めたのかもしれません。

半沢と大和田は絶対に嫌でしょうが、中野渡頭取だったら、水と油の二人を協力させて、もっと大きな仕事をしてもらいたいと思うかも知れません。

もし、半沢と大和田が組まざるをえない状態になるとしたら、敵は今まで以上にでかい存在のはずです。

少年漫画で初期の頃、ライバルだったキャラが、終盤ではもっと強いラスボスと戦うために手を組む感じですかね。

それも、いいけど、やっぱり大和田にはずっと半沢を妨害する立場でいてもらいたいです。

次の敵は、政治家と銀行の上層部で、今までよりさらに強大です。

そして、半沢は銀行の過去の不正と対峙することに……

しかし、東京中央銀行は不正が多すぎて、本当に存続できるか心配です。

第1部の完結編、第4話が待ち遠しいです。

半沢直樹を取り巻く女性たち

ドラマ「半沢直樹」は珍しく男と男のプライドをかけたバトルが展開しています。
一方、登場する女性キャストは昭和を感じさせる控えめで男性を支えるタイプばかりですね。
半沢直樹に登場する女性キャストについて考察してみました。

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半沢直樹に登場している女性キャストは電脳雑技集団の社長の妻平山美幸以外は原作には登場していません。

いずれも、物語の展開には直接関係がない彩りのような存在です。

原作通りだとあまりにも男男しているので、半沢が立ち回る、家庭、仕事場、いきつけの店という3点にそれぞれ
きれいどころを配置したと言う感じです。

3人とも、けして、自分を大きく主張することなく、あくまでも男性のサポートと言う、ちょっと旧世代ぽいイメージです。

上戸彩さん、井川遥さん、今田美桜さん、それぞれの年代で癒やしを担った女優さんです。

常に緊張を強いられる激しいビジネスバトルの中で、その存在だけで癒やされる。

半沢直樹の隠し味になっています。

やはり、スーツを着た時代劇と呼ばれるだけあって、「こんな女性がいたらいいなあ」という男性側の願望を具現化したようなキャラばかりです。

これは同じシーズンに放送されている「ハケンの品格」では、主人公がスーパー派遣で、男性正社員を圧倒する
スキルを持っているというのは究極すぎますが、「わたしの家政夫ナギサさん」「アンサングシンデレラ」等でもすでに女性は仕事の上でも男性と対等、もしくはそれ以上のポジションの場合もあります。

女性が主人公ではなくても「MIU404」や「ミッドナイトランナー」でも、女性上司がいるのが当たり前になっています。

やはり、「半沢」の女性の描き方の古さは突出しています。

他の池井戸ドラマと比較しても、段違いの古さと言えます。

「下町ロケット」でも「ノーサイドゲーム」「陸王」でも女性技術者やスタッフは男性と対等に描かれています。

これは半沢の時だけ意図的に女性を控えめなポジションにしているとしか考えられません。

半沢直樹の妻花

今シリーズの原作小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」は週刊ダイアモンドに連載されました。

前作の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」は別冊文藝春秋に連載されていたので、半沢と同期たちの家族達のエピソードも克明に描写されていました。

「ロスジェネ」と「銀翼」は経済誌に連載されていたせいか、家族のエピソードは全く出てきません。

半沢と花とのやりとりは物語と全く関係ない癒やしの場面になりました。

ネットでは半沢の自宅の夕食が品数が多くて、専業主婦としてとてもこんなに作れないと突っ込まれています。

東京セントラル証券の浜村瞳

スピンオフから登場している浜村瞳も、半沢や森山を尊敬しており、従順で忠実で、けしてでしゃばることがない部下です。

小料理屋の女将智美

「相棒」や「はぐれ刑事純情派」など刑事ドラマで刑事が行きつけの女将さんが登場します。

これもまたそのイメージの枠を出ない役柄ですね。

出番こそ少ないけど、その着物姿の似合うこと。

電脳雑技集団 平山美幸

紹介した3人とは全く真逆のキャラクターのように思えますが、昔の小さな商いは必ず夫婦二人三脚で切り盛りしたものでした。

常に夫平山にぴったり寄り添っているのは、二人で電脳雑技集団を大きくしてきた自負があるからでしょう。
そう言った意味では平山美幸もまた昭和らしい古風な女性像と言えます。

昭和のドラマではお仕事ドラマの中でも必ず、仕事場にはお茶くみの事務員、いきつけの店のママ、あるいは家庭の描写があって、ドラマの展開には全く関係ないけど箸休めてきな役割を果たしていました。

半沢直樹の人気の秘密の一端がここにあるのかもしれません。

お気楽流シナリオ作法で半沢直樹第3話を分析する

「半沢直樹」第3話も「懐かしのドラマが教えてくれるシナリオの書き方」のシナリオ作法でドラマを分析していきます。

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半沢のはっきり言う性格が今回もトラブルのもとに……

今回も主人公半沢が面と向かって親会社の東京中央銀行に宣戦布告。
中央銀行が後押しする電脳雑技集団が買収しようとする、スパイラルにアドバイス契約を結びました。
半沢は敵意をストレートに表現しすぎ。
たちまち敵に対抗策を打たれてしまいます。
歌舞伎俳優が多いドラマですが、「忠臣蔵」の大石内蔵助のように、肝心な時まで手の内を明かさないで昼行灯を装ったのを見習ってほしいなあ。

困ったちゃんにあの因縁のオトコが登場。さらにひと味違った上司も……

第3話は金融庁の検査官の黒崎が登場しました。
なんと証券取引等監視委員会に異動になった設定です。
しかし、原作では黒崎は第2部の「銀翼のイカロス」で大活躍します。
そこでは金融の検査官なんですが……
金融庁の組織図では銀行を取り締まるのは監督局で、全くの別セクションなんですけど……
短い間にセクションがものすごく変わっていることになりますが……半沢もそうなんで気にしないことにしましょう。
黒崎は別に半沢を妨害するために検査をしているのではなくて、職務を全うしているだけなんでしょうが……
「お気楽流シナリオ」では、困ったちゃんははっきりとした敵だけでなく、誰もが認める優秀な人物でもなりうるといいます。
主人公と対立する立場だったら困ったちゃんになると言うのです。
黒崎は変化球的な困ったちゃんですね。

また、今回金融庁に証拠を掴まれる情報を漏らしてしまったのは東京セントラル証券の岡社長でした。
悪気はないのかもしれないけど、確実に半沢の足を引っ張った困ったちゃんでした。
岡もまた東京中央銀行からの出向組なので、フカヨミするともしかしたら東京中央銀行に逆らいたくなくて、
わざと半沢の妨害をしたとも考えられます。

瞬間瞬間で局面が入れ替わるデッドヒート

「お気軽流シナリオ」ではストーリーを考えずに、スポーツ中継と同じように【勝つ】【負ける】のデッドヒートを畳みかけろと説きます。
今回は、前半は証拠になるファイルを巡って半沢組対黒崎金融庁のデッドヒートが行われました。
黒崎は半沢のパソコンを占拠してたちどころにクラウド上のデータにたどり着きます。
すかさず瀬名はプログラマーの高坂に半沢のパソコンにハッキングして、データを削除することを命じます。
この駆け引きが実にサスペンスフルでどきどきしました。
黒崎がファイルを開けた瞬間、高坂が一歩早くデータを削除できました。
と、喜んでいるのもつかの間、岡社長のチョンボでシュレッダーにかけた書類が見つかってアウトになりました。
しかし、ここではスパイラルのfoxの買収が発表されます。
foxとの合意のもとでの逆買収なので、黒崎が検査する意味がなくなりました。

後半は買収をめぐっての東京中央銀行・電脳対スパイラル・半沢のバトルです。
当初、スパイラルとfoxが合併しても、電脳には勝ち目がないと悲観的な見方をされます。
ところが海外の大手のIT企業コペルニクスと組むことになって、スパイラルの大逆転!
しかし、喜びも束の間、三笠副頭取が銀行の意地を見せて電脳に500億円の追加融資をします。
僅かの間に攻守が入れ替わるスリリングな戦いでした。

今回のように、前半と後半でデッドヒートの目的が変わるのはドラマでも珍しい展開ですね。
本当は2話だったのに、放送の都合で1話にまとめた感じですね。
次回はいよいよ電脳対スパイラルの対決の決着がつきそうです。

半沢直樹の世界にうごめく世代間の仕事感ギャップ

第3話ではスピンオフの主人公高坂が大活躍でした。
スパイラルの瀬名社長も、システムのことでは高坂に頼りっぱなしでした。
高坂などの世代は、原作には登場しないロスジェネ世代によりもさらに若い世代ですね。
世代論はドラマ「半沢直樹」の裏テーマともいえます。
世代ごとをそれぞれ考察してみました。

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団塊の世代は繁栄のおいしいとこどり

あまり登場しませんが、中野渡頭取の年代の人です。
産まれたときには既に太平洋戦争が終わっていて、後は景気が後退することなく右肩上がりに経済が成長した世代です。
時代にも恵まれて大きな成果を出しており、その成果を縦に説教されると下の者は何も言えなくなってしまいます。

上を見習い上に従ったバブル世代

上の世代をモデルに上の世代に言われた通りに、仕事をしてきた世代です。
就職したときが好景気の真っ只中で、バブルが弾けると同時にだんだんと景気が下がり、上の世代の人々がほぼ定年まで勤め上げられるのに対し、それぞれの選択が迫られています。
三笠副頭取や大和田のようにそのまま上の世代の頂点をめざしていく人もいれば、新しいビジネスモデルを構築していくfoxの郷田や電脳の平山夫妻のような人もいます。
また、東京セントラルの岡社長や三木のように、能力的には劣る部分があるのに景気がよかった時に入社できた幸運と、何があっても会社が守ってくれるという安心感をもって生きている人たちもいます。見方によっては渡真利もその一人でしょう。
半沢はその世代の中でも異端の存在です。

苦労人のロスジェネ世代

森山やスパイラルの瀬名のような世代です。
2人ともバブルがはじけて父親が落ちぶれて、就職氷河期の中でもがきながら社会を生きてきた苦労人です。
彼らにとって既に会社は自分たちを守ってくれるものではありません。
起業家にせよ、会社員にせよ、自らの行動力で道を開いていかなければならないと思っています。
瀬名のあこがれていたIT企業の先駆けだったカリスマ社長foxの郷田が、実は負債を抱えていて弱気になっていたのが皮肉でした。
精神的には瀬名の世代の方が腹が座っているかもしれません。

倒れても立ち上がるロスジェネ世代以降

スパイラルのプログラマー高坂はさらにロスジェネより若い世代でした。
瀬名がfoxの郷田に憧れていたように、高坂は瀬名に憧れています。
既に学生時代に起業して挫折、スパイラルに再入社しています。
今は会社員ですが、いずれはまた起業するかもしれませんね。
一度、起業に失敗したら全て終わりという刷り込みもありません。
何度でもやり直しができます。
完全に一つの会社にしがみつくという価値観はありません。
こうして見てみると、ドラマ的にはロスジェネ世代以降の人々の方がサバイバル能力があるようです。
日本はまだまだ希望がありそうです。

「ハケンの品格」と比較

今週最終回を迎える日テレドラマ「ハケンの品格」では、AIによる経営改善計画が打ち出され、今まで派遣社員を下に見ていた正社員がリストラされることに……
今まで会社に従順だった小泉孝太郎さん演じる里中が急遽リストラされる社員と一緒に独立起業を離す展開になりました。

里中は半沢の中で言えば、渡真利的なポジションの会社にずっと忠誠を誓い、和を大事にするタイプ。時代が時代なら絶対に定年まで会社に残るタイプでしょう。
その里中も独立しなければならないほど、大前春子の言葉でいうと「日本は沈没している」んでしょうか?

今シリーズでは語られないでしょうが、もし半沢直樹シリーズの続編が描かれるとしたら銀行の衰退、解体のときに半沢はどういう選択をするのか見てみたいですね。

半沢直樹第3話の考察

半沢直樹第3話の感想・考察です。

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予想に反して、冒頭であっさりスパイラルはfoxを買収することを表明。

Foxが経営破綻寸前だという事実が、マスコミに暴露されてしまいます。

Foxを買収するのが目的と言うより、foxと業務提携することで、スパイラルの買収を阻止し、電脳雑技集団の野望を阻止するつもりのようです。

金融庁の黒崎がやってきました。

黒崎にリークしたのはやはり、セントラルの岡社長から諸田経由で伊佐山から三笠副頭取に入っていました。

高坂の高度なスキルで、隠しファイルを削除できましたが、さすが黒崎、岡田社長のシュレッダーで削除した書類も再現しました。

つまり、半沢の足を引っ張ってる原因作ってるの全部岡社長です。

足手まといでしかない……

パワハラで追い詰める上司も嫌ですが、ダメダメすぎてフォローしないといけない上司も嫌です。

どっちかしかいないのか!

半沢も大変です。

黒崎の検査と高坂の活躍は約30分くらいで終了。

たたみかけるようなカット割りで、吉沢亮さんと片岡愛之助さんの出番がものすごく長いように感じられまし
た。

後半は、スパイラルとfoxの実質的な合併と、多分、マイクロソフトとかAppleクラスの大きな会社と手を組んだ
ということでしょう。

ここで一気に形勢逆転して、勝利はスパイラルのもとに……

と思いきや、東京中央銀行は大手銀行の意地で、さらに大きな融資額で電脳雑技集団を後押しします。

それが、全て大和田が仕組んだ巧妙な手口でした。

三笠よりも大和田の方が一枚上手だったこと、そして、やはり大和田がラスボスで、伊佐山はその手下であるこ
とがはっきりしました。

やっぱり、いとこコンビ大和田と伊佐山は影でつながっていました。

いやあ、さすがにここまで深謀遠慮で絵を描いているとは思いませんでした。

大和田が頭取が狙えるポジションに復帰するために、全て仕組んでいたんですね。

原作では一切関与していない大和田が裏の裏まで操っていたとは驚きです。

大和田が出世してしまったら、後半の「銀翼のイカロス」編にも、大いに関与してくることが予想できます。

今回、黒崎の検査を逃れるために高坂がファイルを削除した時に、東京セントラル証券のチームがみんなでガッツポーズをして1つになった姿が描かれました。

「下町ロケット」や「ノーサイドゲーム」を彷彿とさせました。

そして、スパイラルとfoxを結びつけるために送り込んだ森山に半沢が送ったメッセージが「感謝と恩返し」という言葉でした。

「倍返し」を信条とする半沢にしては、矛盾していると思いますが、もともと半沢が応援したくなる企業は社会
貢献している企業でした。

ロスジェネ世代の森山には、半沢と大和田のバブル世代のように、身内同士で足引っ張りするようにはなっても
らいたくないというメッセージだったのかも知れません。

もし、foxとスパイラルとコペルニクスとの合併が進んだら、アマゾンを超える流通システムが完成していたかもしれません。

しかし、2話分の物語がぎゅっと1話に詰め込まれていた感は否めませんでした。

もっと高坂の活躍、黒崎と半沢とのやりとりが見たかったです。

いつもは第1部第2部と5話づつでワンクールなんですが、コロナの影響で短縮されるようですね。
「ハケンの品格」「BD」もそうですが、今シーズンは話数の縮小を余儀なくされて、実にもったいないことになりました。

本来ならば話数を延長しても視聴率が伸びそうな人気ドラマなのに、コロナがにくいですね。

ドラマ放送の都合で、今田美桜さんが、「半沢直樹」に出演後、すぐ後の日テレ「親バカ青春白書」にも出演しているのも撮影の都合ですね。

「半沢直樹」第3話あらすじと予告動画だけで予測する

前回半沢はスパイラル代表瀬名に買収をさせないための策として逆買収を提案しました。
しかし、逆買収を嗅ぎつけたのか、あの宿敵金融庁の黒崎が東京セントラル証券に乗り込んできます。
しかし、黒崎はいったいなにを嗅ぎつけて、東京セントラル証券にやってきたのでしょう。
まず、東京セントラル証券がやっている行為が違法性がないと検査官の黒崎が来る理由がありません。
言いがかりにせよ、本当にせよ、半沢たちがやっている行為がなにか法に抵触するんですかね。

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黒崎を東京セントラル証券に向かわせた黒幕は誰だ? そして内通者は?

前シリーズでも黒崎が東京中央銀行に疎開文書の検査に来た時も、黒崎自身は知っているのか知らないのかわかりませんが、半沢の動きを妨害するために大和田に仕組まれて検査に来ました。

今回も半沢の行動を疎ましく思う東京中央銀行の中の誰かが、黒崎にリークしたに違いありません。

候補は3人います。

大和田、伊佐山、三笠です。

予告動画では大和田が誰かに「半沢という男をなめてはいけない」と忠告しています。

伊佐山か三笠に言っているんですかね。

もしかしたら、大和田が三笠に半沢の動きに注意するように警告し、油断している伊佐山をきつく諌めます。

三笠に叱責された伊佐山は激昂して「半沢、の動きをさぐれ!」と半沢の動きを警戒したのかもしれません。

黒崎は半沢が逆買収を仕組もうとしているのを知っているのか?知らないか?

ひょっとしたら、半沢が何を隠しているのかさえも知らないのかも。

黒崎を動かした黒幕は半沢が動くことで、その動きの中から半沢が何を企んでいるのか揺さぶりをかけているのかも知れません。

もし、黒崎が逆買収の話を嗅ぎつけているのなら、東京セントラル証券かスパイラルの中に東京中央銀行へ情報を漏らしている者がいる能性が強くなります。

スパイラルも立ち上げた仲間も離反して株式を電脳雑技集団に譲渡しているし、東京セントラル証券もスピンオフの頃からゴタゴタしています。

内通者がいてもおかしくはないです。

スパイラルで東京中央銀行に内通しているのは考えづらいです。スパイラルの社員と東京中央銀行では情報をやりとりするパイブがありません。

前回、前前回の三木のように東京中央銀行の出向組なら出向をエサに内通することも考えずらいですが、東京中央銀行に戻った三木が閑職に追いやられている事実はセントラル証券に居残った組は知っているでしょうからこれも考えづらいです。

スパイラルの中でも瀬名のやり方に反発した社員の一部が、電脳雑技集団に株式を譲渡した加納や清田を慕う社員によって電脳雑技集団かfoxに吸収された方がいいと思い。

半沢が提案する逆買収を阻止するという可能性が考えられます。

プログラマー吉沢亮=高坂圭はどうやって逆買収の証拠を消すのか?

第3話はスピンオフドラマ「エピソードゼロ」の主人公だった高坂が半沢に託さられたデータを黒崎の目からどうやって守るかが注目されます。

今回のエピソードは全く原作にないので、予測不能なのです。

個人的な予測では高坂は一旦、東京セントラル証券とスパイラルのデータを大本を全部消去。

バックアップはクラウド上のデータサービスに移動しておくのではないかと思います。

スピンオフでもハッキング予防のために本物は違うHDに移して置いて、ダミーを囮に使いました。

この手をまた使うのではないかと思うのですが……

このドラマの時代設定が一昔前だとしたら、Dropboxなどのクラウド上にデータを保存するサービスはまだ普及し始めでした。

そのクラウドサービスのパスワードがスピンオフの時にも半沢のものではないかと思います。

そしたら、スピンオフとドラマがつながってうれしい!

最後は展開予想とうよりも展開願望になってしまいました。

半沢直樹前シーズンに登場して今回登場しない登場人物一覧

ドラマ「半沢直樹」前シーズンには登場していたのに、新シリーズには登場していない人物を紹介します。

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渡真利と並ぶ半沢の同期近藤直弼滝藤賢一

及川光博さん演じる渡真利と並んで、半沢の同期の近藤を演じたのは滝藤賢一さんでした。

出向先の会社で完全に無視されて、心を病んでいくさまはリアルでした。

要領よく無難に銀行内を世渡りする渡真利。

どんなに逆境に落とされても正面から困難に立ち向かい、理不尽な上司の仕打ちに絶対に反旗を翻す半沢。

二人とは違い社会の仕組みに粛々と従って、心を病んでしまう近藤。

一番、人間らしい等身大のキャラクターかもしれません。

半沢が非日常ならその対比となる銀行員のリアルな日常を象徴したキャラクターでした。

今シリーズでは「半沢歌舞伎」と言われるほど、ビジネスのバトルがまるでやくざ映画や時代劇のように誇張されて表現されています。

近藤の不在でさらにそこが際立ちますね。

原作では近藤は渡真利と並んで、ずっと登場する半沢とは切ってもきれない仲でシリーズ4作全てに登場しています。

ドラマではシンガポールに長期出張中の設定でした。

映画やドラマに欠かせないバイプレーヤーの滝藤さんですが、最近は「探偵が早すぎる」や「小瀧兄弟と四苦八
苦」などで主演もするポジションになってきました。

売れっ子になったのは喜ばしいことですが、ちょっとだけでも顔を出してほしいなあ。

半沢が唯一信頼できる上司内藤博=吉田鋼太郎

上司ときたらかならず半沢に対しして理不尽すぎるほどの仕打ちを仕掛ける中、唯一半沢の味方になってくれた営業第二部部長でした。

原作では今回のスパイラルの買収騒動が収まった後、半沢は銀行に復帰して、内藤の下でまた働きます。

しかし、東京セントラル証券と東京中央銀行では道路を隔てたとなりの建物なのに、内藤が銀行にいないのはち
ょっとおかしい気がします。

となると、吉田鋼太郎さんもやはり登場しないんでしょうか?

吉田鋼太郎さんも以前からドラマ映画に欠かせないバイプレーヤーでしたが、「おっさんずラブ」で大ブレイク。

今シーズンは「スーツ2」主役の織田裕二さん演じる甲斐を追い落とそうとするラスボス的キャラ上杉役で出演中。

スケジュール的に厳しいですかね。

ちょっとでも出て欲しいなあ。

滝藤さんも吉田さんも売れっ子になったから、しかたがないかも知れません。

「半沢直樹」と「スーツ2」の不思議な関係

「スーツ」繋がりですが、もう一人の主人公の鈴木を演じる中島裕翔さんは半沢直樹の前シーズンの大阪編で半沢の部下中西を演じていました。

高身長で大人っぽい顔立ちですが、半沢出演当時はまだ10代だったんですね。

いまやすっかりスーツの似合う大人の男性になりました。

織田裕二さんに負けない二枚看板になってます。

そして、「スーツ」で中島さんの幼馴染谷元砂里を演じていたのが、「半沢」新シリーズで東京セントラル証券の浜村瞳を演じている今田美桜さんでした。

偶然なんでしょうが、まるで「スーツ2」に吉田鋼太郎さんと中島裕翔さんが出演しているから、交換移籍したようです。

「スーツ」で今田美桜さんと新木優子さんが中島さんをめぐって三角関係が展開していましたが、2は今田美桜さんがいないので、

中島さんと新木さんの恋の進展が期待できます。

近藤の不在のかわりに、丸一太さん演じる苅田が半沢の同期として登場しています。

原作では実は同期は5人組で、あと9.11で行方不明になった押井という人物がいます。

はて内藤の再登場はあるのか?

それとも内藤にかわる新たな上司が現れるのか?

後半部分の楽しみとしてとっておきましょう。

第3話に登場する黒崎やスピンオフに登場した高坂をおさらい

第3話は前シーズンに登場した人気キャラオネエの黒崎が登場します。

さらにスピンオフで主人公だった高坂が登場します。

盛り上がること間違いなし。

二人のキャラとエピソードを振り返ります。

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前シーズンに登場した金融庁黒崎駿一

オネエ口調のドSキャラで部下を指揮し、秘密を隠そうとする半沢との頭脳編を繰り広げます。

黒崎役で片岡愛之助さんは大ブレイクして、歌舞伎出演と共にドラマや映画に大活躍しています。

しかし、この黒崎役以上にインパクトのある役はありませんね。

堺雅人さんとは真田丸でも共演。こちらでは、敵味方ではなく、同じ西軍同士でした。

黒崎は国税庁や金融庁の責務を果たそうとしているだけですが、半沢の業務と真っ向から対立します。

大阪の時は失踪した会社社長の隠し財産の行方を知る愛人を巡って半沢と対立。

東京で金融庁に戻ってからは伊勢島ホテルに関するする文書を巡って、銀行内部や半沢を家宅捜索する執拗さで半沢を追い詰めます。

これもまた半沢の機転で、黒崎の追求を退けることができました。

大和田の側近岸川の娘と婚約していました。

岸川の娘とその後、黒崎は無事結婚できたんでしょうか?

黒崎のその後も気になります。

原作だと大和田をはじめ、半沢の敵は1巻1巻独立していて、対決後再登場していません。

しかし、黒崎だけは第2巻「オレたち花のバブル組」に登場して第4巻「銀翼のイカロス」に再登場しています。

原作者の池井戸潤さんが前シーズンの撮影見学に行った時が、ちょうど片岡愛之助さんが撮影していた日だったそうです。

そこで当時週刊誌連載されていた「銀翼のイカロス」に再登場させたそうです。

さて、今度はスパイラルの逆買収が法に引っかるんですかね。

今度は証券取引等監視委員会の検査員として三度半沢の前に現れます。

久しぶりの再会……

と言いたいところですが、今シーズンは前シーズンの半年ほどしか時間が経過していないはずなので、黒崎短期
間の異動が多すぎるぞ!と言いたいところですが、半沢対黒崎の対決が楽しみです。

黒崎は今度こそ半沢を出し抜けることができるのか?

私生活だけは幸せであることを願います。

スパイラルプログラマー高坂圭

「半沢直樹エピソードゼロ」の主人公は吉沢亮さんが演じた高坂圭でした。

東京セントラル証券の新しい証券取引システムを構築するリーダーとして抜擢されました。

もともと大学時代に学生起業したくらいに、プログラミングには卓越した力量を持っています。

自分より下のものにリーダーの座を奪われた吉沢悠さんの若本がことごとく高坂を妨害します。

このへんは、中央銀行の中の半沢の立場のようです。

しかし、何者かがハッキングして、システムの個人情報が奪われてしまいます。

最初は研修社員として東京セントラル証券に入っていた今田美桜さんの浜村瞳が疑われていたのですが、結局は東京セントラル証券の内部から裏切り者いたことが分かりました。

このドラマで分かることは

スパイラルも東京セントラル証券も社内がズタズタということでした。

優秀な高坂のような人材を入れているものの、若い力を活かしきれていない。

瀬名と一緒にスパイラルを立ち上げた加納とは、方向性違っているようです。

また東京セントラル証券も、社内で不正をする者がいたりして、半沢も大変なところに出向してきたなと不安になりました。

東京セントラル証券のシステム自体を構築したスパイラルなのに、いざ電脳雑技集団と取引をはじめると、あっさりスパイラルの買収を後押しするって、道義にどうなんだろうと考えてしまいます。

黒崎に逆買収の証拠を掴まれないために高坂がどんな作戦に出るのか。

黒崎対策ならお手のものの半沢が勝つのか?

お気楽流シナリオ作法で半沢直樹第2話を分析する

第1話の考察に参考にした本「懐かしのドラマが教えてくれるシナリオの書き方」で推奨するお気楽流のシナリオ作法で、「半沢直樹」第2話を考察してみました。

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主人公・半沢の欠点の反骨心で今回も困難の連続

お気楽流シナリオ作法では主人公の欠点を考えろと主張します。
半沢の欠点今回理不尽なことをされたら、絶対黙ってはいられない性格が今回も彼を苦しめます。
フォックス、電脳雑技集団を巻き込んだスパイラルの買収が全て東京中央銀行が後ろで糸をひいた茶番劇だと知って半沢の怒りが爆発します。

原作小説「ロスジェネの逆襲」では、世渡り上手の同期渡真利に「徹底に相手をやっつけることが正解じゃないぞ。たまにはおとなしく流しておくことも必要なんじゃないか。今は雌伏の時だと思え」と忠告されますが、半沢はきっぱり断って、自分のやり方を貫くと宣言しています。
半沢の今後が心配です。

困ったちゃんのオンパレードで怪演連発!

お気楽流シナリオ作法では主人公と困ったちゃんをぶつけることで、ドラマを展開せよと言います。
半沢にとって、味方は渡真利と妻華と東京セントラル証券の森山はじめわずかな部下のみ。
あとはみんな半沢に困難をもたらす困ったちゃんかも知れません。

本社で再会して嫌味に声をかける大和田。
チャンスがあれば、伊佐山のミスにつけんで三笠副頭取を追い落としたい様子です。

諸田は東京セントラル証券に情報を売った条件に、東京中央銀行に返り咲いているのに、
悪びれず、東京セントラル証券の生え抜き社員を見下す態度。
森山たちにとっては憎くてしょうがないやつですね。

Foxの社長はホワイトナイトとして、さっそうと登場しながら、実は巨額な負債を抱えており、実は銀行の言いなり……カリスマと思っていたのに残念です。

太洋証券の広重はホワイトナイトをすすめる時までは沈着冷静、しかし半沢たちに買収のからくりを見破られたときにはしどろもどろになって声をひっくり返す。この落差の演技が見事でした。

伊佐山はスパイラルの瀬名がおいそれと買収に応じないことをはじめから計算して、foxのホワイトナイトまで用意周到に仕組んでいたのでした。悪がしこすぎる!

半沢、伊佐山とどちらが勝つか分からないデッドヒートが展開

お気楽流では物語の展開を考えずに、ピンチチャンスピンチチャンスとデッドヒートを畳み掛けろと説きます。

今回はスパイラルの命運が、ピンチとセーフが交互に入れ替わって、先が読めない展開でした。

ホワイトナイトが中央銀行が仕組んだ罠だとわかり、絶望的になるスパイラルでしたが、半沢が逆買収を持ちかけて、ピンチをチャンスに変えて大逆転となるかどうか?

その中でも前回は完全な困ったちゃんであった三木が東京中央銀行に戻って、今回は半沢に情報を提供する味方になるところが面白かったです。

諸田の目を欺くために、ファイルを偽装しておくなんて、本当は頭のキレる男なのかもしれません。
伊佐山も三木との約束を守って、いいポジションを与えておけば三木の裏切りは防げたのかもしれません。
やはり、エリート過ぎて日陰者の心理を理解することできなかった。
エリートゆえのバイアスですね。

第3話は金融庁の黒崎、エピソードゼロに登場した高坂が登場します。

二人は困ったちゃん? それとも頼れる味方? ますます盛り上がりそうです。

半沢・大和田を反面教師に伝説の雀聖に学ぶ9勝6敗の生き方

半沢直樹の上司、同僚はどうして半沢を目の敵にして彼をおとしいれようとするのでしょう。
また、大和田取締役は半沢に不正を指摘されたことを根に持っています。
大銀行で活躍するエリートでありながら、なぜ彼らはちっとも幸せそうじゃないのか?
人生をばくちととらえて、ツキをコントロールすることを信条としていた伝説の雀聖の著書から半沢直樹のキャラクターから、人生と運を考えてみました。

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ここに1冊の本があります。色川武大著「うらおもて人生録」。
直木賞作家・色川武大よりも「麻雀放浪記」の作者・阿佐田哲也さんの名前の方が有名かもしれません。
ギャンブルで培った人生の生き方を語ったのが、この「うらおもて人生録」です。
この本の中で色川さんは運は「9勝6敗」にせよと説きます。

運は9勝6敗が調度いい

色川さん曰く
人間は誰しも一生食っていかなければいけない職業につかなければならない。
そのためにはフォームを作れ、そのフォームは全勝をめざすのではなく勝ち越し、大相撲でいうと15戦のうちの9勝6敗か8勝7敗でギリギリ勝ち越せるくらいの勝率をめざせと言うのです。
(色川さんの表現をわかりやすくアレンジして書いています)
これはあくまで運の話で、実力ではありません。

「うらおもて人生録」の中では向田邦子さんを例にあげています。
脚本家の向田邦子さんは当時直木賞を受賞、エッセイも評価されて、ドラマも大ヒット。
まさに、全勝と行った勢いでした。
ところが飛行機事故で不慮の死を遂げました。
これは、普通の人間なら不運ですむ問題ですが、ばくち打ちの視点からはエラーだと言います。

常に全勝をめざして生きていくと、いつか大負けする時が来る。
そのために常に運は9勝6敗にした方がいい。
勝ちすぎずに運を未来に残しておくイメージですかね。

半沢とは関係ありませんが、先日若い俳優さんが自殺を遂げました。
恵まれた容姿、卓越した演技力、さらに歌も踊りも抜群で、舞台、映画、ドラマ、CD、どれも全て順調なのに突然の謎の死。
彼も全勝続きで、突如溜め込んでいた不運が一気に襲ったとしか考えられません。

色川運理論から見ると、半沢をはじめ大和田もずっと全勝を目指しているような気がします。
常にまわりに遅れをとらないようにして、トップをめざす。
半沢、大和田、そして伊佐山、三笠みんな負けることを知らないでずっと来たような連中です。
だから、突如一気に不運が襲ってくるのかもしれません。
仕事はできるのですが、運の使い方を知らないようです。

半沢の仲間で運の使い方が上手なのが、渡真利ですね。
渡真利は上手に9勝6敗をキープして、上役に目をつけられることなく上手に銀行内で世渡りしているようです。

では東京セントラル証券から東京中央銀行に出戻りで戻った三木はどうなんでしょうか?
三木はどう見ても勝ち越しているようには見えません。
彼は営業能力は高いと評価されていますが、閑職に追いやられてずっと不遇のようです。
自分が負け越してしまう土俵なら上がらずに、勝ち越せる土俵で戦ってはどうかと思います。
なにも銀行周辺だけが戦う場所じゃないと思うのですが……
今回は登場しないようですが、半沢と渡真利の同僚近藤は新しい土俵で戦うことでイキイキしているようです。

半沢も渡真利のように、やられたらやりかえすのではなくて、上手に世渡りしたら、銀行でも出世できるかもしれないと思いました。
でも自分より強いやつに遠慮する半沢なんて半沢じゃない!
やはり半沢がギラギラしている方がドラマが盛り上がりますね。
そのままでいてくれた方がいいみたいです。

半沢直樹新シリーズが時代遅れ感がすごい件

前シーズンから7年…… 待望の続編で話題沸騰ですが、ネットの声では違和感を感じるという声がチラホラ。 設定が時代遅れだという意見があります。 今回はドラマ半沢直樹の時代遅れ感を考察してみます。

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銀行の存在自体が過去のもの

前シーズンから7年経って、ずいぶんと時代は変わってしまいました。
まず、銀行がどこに融資するかで大企業、果ては社会の経済状況が動いていたのは今は昔、すっかり銀行自体の力が衰退し、今や銀行の合併や解体があいついでいます。
昨年は原作は江波戸哲夫さんですが同じ日曜劇場「集団左遷!!」で外資IT企業の進出で解体を余儀なくされる銀行の様子が描かれていました。
銀行に入ったら一生安泰――のような幻想は完全に打ち砕かれてしまいました。
しかしながら今回のドラマではまだ銀行が大きな影響力を持っていて、銀行員たちも銀行というものの力を信じていて、出向先左遷は悲惨、銀行へ出戻れば安泰と、銀行にしがみついている様子が描かれています。
あきらかに森山たち東京セントラル証券のプロパー社員=生え抜きの社員は本社銀行から出向 してきた元銀行員の社員に差別されています。
こんな分かりやすい階級構造はもう現在では解体しているとおもうのですが……

原作小説が既に古い

もともと原作小説の「ロスジェネの逆襲」は2010年から週刊誌連載されたもので、
モデルになった事件は2005年にあったライブドアの日本放送買収の件がモデルでした。
今やすっかりIT会社は世間に認知されていますが、突如現れて古い会社を押しのけて進出してきたライブドアは明らかに【悪】のイメージがありました。

時代劇感がすごい!

こちらも13年ぶりの新シリーズが放送中の「ハケンの品格」ですが、13年経っても派遣社員の扱いが差別的で、旧シリーズよりさらにヒドくなっている感があります。

どちらを見ても、現代劇というより時代劇を見ている感覚になります。

力の強い者が大いばりで、立場の弱い者を理不尽にいじめている。
忠臣蔵の吉良上野介や、水戸黄門の悪代官や悪徳商人のようです。
猿之助さん、松也さん、さらに歌舞伎俳優さんの配分が多くなって余計に感じるのかもしれませんが…… もはや派遣だろうが社員だろうが会社というものにしがみついていても意味はない。

「ハケン」の主人公・大前春子は前から会社というものを冷ややかに見ていますが、半沢はあくまで銀行員は顧客第一で顧客の利益を最優先するという立場を崩しません。

大前春子は木枯し紋次郎がモデルになっています。「私には関わりございません」の口癖も、「なぜ派遣社員の道選んだかさだかではない」も紋次郎のエンディングのナレーションですね。

大前春子はあきらかに会社というルールから外れたアウトローなのに、半沢は体制側の人間でありながら体制側の悪をゆるさない。それでいながら体勢側の規範からちょっとはみ出しています。時代劇で言うと遠山の金さんが一番近いですかね。

「ハケンの品格」ではAIによる会社の合理化が進み、正社員のリストラが進められています。
さすが現代を舞台にしているだけあって、会社という組織時代が解体されつつある現実を描いています。

しかし、相変わらず「半沢」では本社勤務の人間が大きな顔をして、出向や出戻りは縮こまっています。
あきらかな時代齟齬な感じですが、そこが勧善懲悪になってますます時代劇っぽくなっている感じがします。

コロナ騒動の中いろんなものが破綻していく中、パワハラ上司の姿も昔なつかしい気がしてしまいます。

半沢直樹第2話の感想・考察と次回の展開予想

亀裂があった森山と瀬名はほどなく和解。

それは森山が高校時代の別れに渡した瀬名の父が作った万年筆が2人の心を結びつけました。
アイテムを通して、相手と心が通じ合っていることを象徴するのはドラマではよくありがちですが、本気で森山が瀬名のことを友達だと思っているのが伝わりました。
ホワイトナイトに名乗りでたITの有名企業FOXの経営者郷田だカリスマ的な経営者でした。
これに裏がなければ本当に、瀬名にとって救いだったのですが……

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今回、一番心に染みたのは前回、東京セントラル証券を裏切りを条件に銀行に戻った三木でした。
しかし、伊佐山が約束通り三木を大事に扱っていれば、半沢の元に戻ってくることはなかったはずです。
伊佐山はずっと強い方強い方に立ち回ることで、弱い立場の人間の心理を理解することができなかった。
そこが伊佐山の限界なのかもしれません。

大和田はわかりやすく三笠副頭取の電脳のスパイラルの買収を牽制しています。
半沢にも、一瞬親切そうにしておきながら、本心は敵意むき出し。
「君はもうおしまいDEATH!」
と首を切る仕草。
伊佐山が直球直球で半沢を追い詰めるのに対して、伊佐山は変化球で見えない角度から半沢を攻めている感じですね。

逆ギレして怒って、半沢と反撃でフニャフニャになってしまってのしなだれてしまう落差に驚きました。
山崎銀之丞のキレ芸もすごかった。
声がかれたり、ひっくり返る感じもよかった。
いろんな俳優さんの怪演率が増加。
これも、香川照之さんと猿之助さんの影響でしょうか?

目論見が外れて半沢に怒る伊佐山。
それに加えて今まで抑えていた感じのあった三笠の古田新太さんが、それまで静かにしていて半沢と面と向かって、キレていく姿がド迫力で、大怪獣総攻撃的な展開です。

顧客第一主義を貫いて、半沢、大和田、伊佐山と三笠のグループ三つ巴になってこの動きを静観している中野渡頭取が実は一番のクセモノなのかもしれません。

映画界では日本の俳優はヤクザと軍人だけはどんな役者でもうまく演じるといいますが、言い方が悪いですが、半沢で銀行員を演じる人はみんなすごく人間の本性があらわになります。

それはまるで往年の東映の実録路線「仁義なき戦い」で、出番の少ない脇役でもいきいきと演じていたキラリと光って、そこから今まで大部屋俳優で脇役専門だった俳優さんが、つぎつぎと頭角を現して、スターになっていったことに似ています。

第2話で半沢直樹、前シーズンよりも俳優のエネルギーが何倍も大きくなっています。

スパイラルとのアドバイス契約が成立し、半沢が瀬名に提案したのは逆買収でした。

第3話の展開予想

次回は前シーズンで大人気だった片岡愛之助さんのオネエキャラの金融庁の黒崎が登場します。
待ち遠しい! 楽しみすぎます。
片岡愛之助さんはこの役で大ブレイクしてすっかりおなじみの俳優になりました。
名物キャラの登場でさらに盛り上がること間違いなしですね。
スピンオフドラマ「エピソードゼロ」で主演した吉沢亮さんが同じセントラル証券エンジニアの高坂役で登場します。
このドラマから今田美桜さんが浜村で登場してますし、スパイラルの瀬名役の尾上松也さんや加納役の井上芳雄さんも登場しています。
同じ東京セントラル証券を舞台にしているので、今回のドラマとリンクしている部分がたくさんあります。

見てない人はもちろん、既に見た人も、お正月に放送されたドラマなのでちょっと時間が開いたので復習の意味でも、今シーズンへの伏線が描かれているので、もう一度見てみましょう。

大和田香川照之と伊佐山市川猿之助の絆

2020年7月24日に放送された「AーStudio」で市川猿之助は「半沢直樹」の伊佐山の演技の一つ一つを香川照之さんに指導してもらっていたことを告白しました。

半沢直樹ではドラマ撮影の前に脚本の読み合わせをしますが、歌舞伎のために読み合わせができなかった猿之助さんにかわり伊佐山のセリフを全部香川さんが読んだそうです。

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そして、伊佐山の登場シーンは全部香川さんが逐一演じてみせて、それを猿之助さんが真似したんだとか。
そして、ドラマの撮影でも伊佐山の出番には香川さんは出番がなくても撮影に立ち会いました。

逆に歌舞伎役者として先輩の猿之助さんは、香川さんが市川中車として、歌舞伎の舞台に出演するときはかならず同じように演技指導をして、舞台でも立ち会っているようです。

ものすごい絆ですね。
その連携がドラマの中にすごい熱量と圧迫感を生み出しています。
歌舞伎の世界では当たり前なんでしょうが、1つ1つのシーンに対する演技の入れ込み方が違いますね。

またそのエピソードを聞いているのが半沢直樹の父親役だった笑福亭鶴瓶さんだったのが笑えました。

香川照之さんと市川猿之助さんの出会い

香川照之さんは先代の三代目市川猿之助さん(現二代目猿翁)さんの長男として産まれました。
ほどなく離婚して、先代猿之助さんとは絶縁状態に……
母浜木綿子さんに女手一つで育てられます。
香川照之さんは東大卒業後、俳優としてデビューします。
以後の活躍はみなさんのご存知の通りです。

先代猿之助さんは子供に歌舞伎の芸を仕込むのをあきらめ、門閥にとらわれず、歌舞伎の世界にいない人材から多くの歌舞伎俳優を育てました。

ちなみに先代猿之助さんの一番弟子が日曜劇場「陸王」に出演した市川右團次さんです。
そしてご子息の市川右近くんは「ノーサイドゲーム」で主人公君嶋の長男役で出演しました。

先代猿之助さん率いる澤瀉屋の中で現猿之助さん前の亀治郎さんは頭角を現しました。
亀治郎さんは先代猿之助さんの弟市川段四郎さんの長男です。

絶縁状だった香川照之さんと現猿之助さんがはじめてあったのは、2006年のこと。
祖母のお墓参りで偶然鉢合わせしました。
いとこ同士なのに、ずっと会えずにいたんですね。
2人は急速に交流を深めていき、現猿之助さんが大河ドラマ「風林火山」の武田信玄役で初のドラマ出演をする時も、「利家とまつ」「功名が辻」など数多く大河ドラマに出演してきた香川さんがあいさつ回りに付き添ったと言います。

そして、現猿之助さんとの引合せで、香川さんは若い時に舞台裏に挨拶に行って追い返されて以来、交流の絶えていた先代猿之助と再会を果たします。

それがきっかけとなって、2012年に香川照之さんは市川中車、香川さんの長男は市川團子として歌舞伎デビュー、亀治郎さんは四代目猿之助に、三代目猿之助さんは隠居名二代目猿翁になりました。

長々と経緯を述べて来ましたが、世が世なら三代目猿之助は香川照之が継いでいたかもしれないんですね。
運命を感じます。

猿之助さんはスーパー歌舞伎Ⅱ「ONE PIECE」でルフィ役で出演中、舞台の事故で左手に大怪我を負います。

病院に一番にかけつけたのはやはり、香川照之さんでした。
自分のことのように滂沱の涙を流して心配する香川さんを見て、猿之助さんは逆に冷静になれたと言います。
この2人の絆は簡単に崩れそうにありません。

ドラマ撮影の裏話を聞いて、ますます半沢直樹を見るのが楽しみになってきました。

大和田に続いて伊佐山そして、出向先のセントラルの証券にも敵だらけ。
半沢包囲網をどうやって切り抜けていくのかみものです。

大和田の笑みの意味を予告動画だけで推測する

第1話のラストで会議室で「半沢が動き出しましたか……」と言うや、スマホをテーブルに投げ出して、不敵な笑みを浮かべる大和田取締役。彼の狙っているものとは……
原作を読んで見ると、大和田は前シーズンの原作以降登場していません。
しかも、大和田が半沢の父が命を絶つ原因になった融資断ち切った銀行員だったと言う設定はドラマオリジナルのものです

原作以上の強敵になったのも、一重に香川照之さんの熱演?怪演?のおかげです。

取締役に降格されても銀行に残れた大和田は絶対に半沢に対して憎い気持ちを持っているのに違いありません。

しかし、伊佐山部長のようにあからさまに半沢を憎悪する態度をとらずに、一見穏やかに対応して、本心を表に出さないところがさらに恐い!

電脳雑技集団からの敵対的買収をからスパイラルを救うために、大手IT起業のFOXが名乗りをあげます。それは一見、スパイラルにとってはねがったりかなったりの取引のように見えますが、それには大きな落とし穴があり……スパイラルの瀬名も半沢もあっと驚く黒い陰謀が渦巻いていて……
という展開なんでしょうが、問題はこの陰謀にどれだけ大和田が関与しているかです。

考えつく限りの大和田の行動パターンを並べてみました。

1・全く関与せず

前シーズンで半沢に追い落とされた、大和田は銀行業務どころか人間に興味がなくなり、すっかり昆虫が大好きになって昆虫研究にいそしんでいる。仕事がないときは森に入って昆虫採集。

2・全く関与せずその2

予告で半沢を気遣いを見せたのが実は本心。すっかり改心して善人になり、今度は半沢の味方になって助けてくれる。ないか!

3・半沢と伊佐山の対立を静観

半沢と敵対しているように見せて、実は真の目的は三笠副頭取を蹴落として、副頭取の地位を狙っている。
半沢と三笠、伊佐山をぶつけて、半沢が二人を倒したら、ライバル二人が自分が関与せずに消えていく。もし半沢が敗れたら、半沢がいなくなり溜飲が下がる。

つまり、どちらに転がっても、大和田にとって得にしかならない。なんて悪賢い奴なんだ!
これが一番近いかも。

4・全ての陰謀を後ろで糸を引いている。

電脳雑技団からFOXまで全ての陰謀を伊佐山を通じて、実は影で自分がコントロールしている。対立しているように見せかけて、大和田と伊佐山は実はいとこで、切っても切れない仲だった。
全てはにっくき半沢を倒すため。
「施されたら施し返す」と言っていたが、実は半沢以上にやられたらやり返す根に持つタイプだった。

5・頭取の言いなり

前シーズンで本当なら懲戒解雇されてもおかしくない状況で、頭取に救ってもらった恩は忘れない。完全に頭取に心酔して、頭取の言うことならなんでも聞くように。頭取が心配しているから、半沢のことも気にかけている。そんなにいい人でしょうかね。

6・頭取の言いなりのふり

頭取のいいなりをしているふりをしながら、実は虎視眈々と後釜を狙っている。その前に、三笠副頭取の自滅を促し、頭取が高齢のために引退したら、ちゃっかり頭取の座に居座る。
そこから本性をあらわして、憎き半沢をグループから追い出す。それまでは絶対に本心は隠し通す。

以上、大和田の行動を深読みしてみました。
いずれにせよ、東京セントラル、東京中央銀行どっちが取引成功しても銀行にとってはどっちも同じことです。
それにしてもこの銀行は大丈夫なんでしょうか?
最終的に破綻しないように願うばかりです。

半沢をいじめないでくれと思う気持ち半分、半沢がいじめられればいじめられるほど、ドラマが盛り上がるので大和田に大暴れしてもらいたい気持ちで揺れ動きます。
最終回での半沢対大和田の最終対決が見たいですね。。

半沢みたいになるな!半沢直樹反面教師にして大人の生き残り術を学ぶ

折角、前シーズンで大きな仕事を成し遂げ、ライバル大和田の不正を暴いたにも関わらず子会社に出向させられ、出向先でもかつての同僚伊佐山に恨みをかわれて仕事を妨害されてしまう半沢直樹。
仕事もできるし、部下思いの半沢ばかりがどうしこんな苦難ばかりに遭うんでしょう。
半沢直樹を反面教師にして、社会人の処世術を学びましょう。

【原因解明】半沢が妨害に遭うのは少し年上の上司に目の敵にされるから

職場でも学校でもっとも煙たい相手は自分よりちょっと年下なのに、自分よりできる奴です。
自分より年下でもはるかに能力が上なら嫉妬の対象外になります。
あまり藤井聡太四段や、久保建英選手に嫉妬はしません。
かけ離れているからです。
目障りなのは身近でちょっと自分より能力のある人。
自分の地位が危うくなり、直接利害関係があるので、邪魔でしょうがないのです。
今まで多くの半沢の直接上司が彼を毛虫のように嫌っていたのはそのせいです。
年配の中野渡頭取には認められていました。

やられてもやりすごす

そこで半沢はモットーに反して、徹底的に戦うのは避けるべきでした。
敵を完膚なきままに叩き潰そうとすると、必ず誰かから恨みをかいます。
げんに前シーズンで大和田を土下座にまで追い込んだことを、伊佐山に根に持たれています。
逃げる余地を与えないと、相手も報復に出るのです。
前シーズンの大阪支店長の悪事を目をつぶる事で、半沢は東京本店に戻ることができました。

身の丈を超えた成果を狙わない

これは半沢だけでなく池井戸ドラマあるあるですが、今まで誰からも相手にされなかった弱小の組織が世間があっと驚く快挙を成し遂げます。
となると、必ずその成果を大きな組織があの手この手で横取りしようと狙ってきます。
ドラマだからこそ、ギリギリのところでの逆転の一撃でひっくり返るのが爽快なんですが、現実はそうはいきません。
弱者は大手が相手にしない隙間を狙って、目立たないけど着実な成果を積み重ねましょう。

わざとスキをつくる

半沢が切れ者であるのは誰もがみとめるところです。
しかし、それが半沢が敵を作ってしまう要因になっています。
抜け目がなさすぎて、あいつは手強いから排除しようという動きが働くのです。
同じ池井戸ドラマ「ノーサイドゲーム」で大泉洋さんが演じた主人公君嶋は自動車メーカーの本部務めでしたが、左遷されてラグビーチームのマネージャーになります。
君嶋は自分を裏切っていたのが、最も信頼していた直接の上司であることに最後まで気が付かなかったお人よしでした。
君嶋の脇の甘さが功を奏して、逆に警戒されずにチームのリーグ優勝に結びつきました。
これが半沢だったら、上司も騙すことができず、半沢も相手の裏の意図を見抜くので、成立しなかったでしょう。

きれいな奥さんをもらった時には注意が必要

ドラマでは取りざたされませんが、半沢が上司から恨みをかうのは、彼の奥さんがとびきりの美人であることも要因の1つだと思われます。
しかも、内助の功で半沢を影で支えるという完璧な妻。
これだと周囲から嫉妬をかうのもしかたありません。
「下町ロケット」の主人公佃はバツイチだったし、「ノーサイドゲーム」の君嶋も美人の奥さんだけど恐妻でした。
美人の奥さんをもらう時は嫉妬を買わない配慮が必要です。

恨みのモチベーションは破滅を招く

半沢が入行したのは、自殺に追い込んだ銀行と担当者(大和田)に復讐するためでした。
つまり彼は親の仇の社員になって、給料をもらっているのです。
これは大きな矛盾です。
彼の目的が達成するにせよ、挫折するにせよ幸福な結果は待っていないのではないかと思います。
どこかで半沢の生き方を変えるなにかが必要ではないかと考えます。

賀来賢人がすでに主役級なのに半沢の部下役を演じる意味

ツイッターでは半沢の部下の森山をどこかで見た顔だと思ったら「今日から俺は!」の金髪のやつだと思い出したの声がチラホラ。

賀来賢人さんは7月に上映されている「今日から俺は!」で大ブレイク。
その後、「ニッポンノワール」では、180度違うキャラを熱演し好評をはくしました。
すっかり主演俳優の地位を確立しました。
そんな賀来さんが大ヒットドラマの続編とは言え、脇キャラを演じる?
と思ってしまいますが、これには理由があるのです。
前シーズンの原作のタイトルは「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」でした。
そして今シーズン前半の原作のタイトルは「ロスジェネの逆襲」です。
前シーズンがあきらかに半沢や渡真利など豊かな時代を経験したバブル世代を意識したタイトルです。
今シーズンではあきらかに就職氷河期やリーマンショックなど厳しい時代を生き抜いてきたロストジェネレーション世代に向けて書かれた内容です。

言ってみれば、今回のエピソードでは森山はもう一人の主人公です。

賀来賢人さん演じる森山やその旧友の尾上松也さん演じる瀬名はバブル崩壊のあおりを受けて、厳しい逆境を生き抜いてきた世代を演じています。
瀬名もバブル時代に抱えた借金苦で父が自殺で亡くなっており、半沢と似たような境遇です。

半沢たちはなんだかんだいいながら、会社にしがみついて生きてきた世代です。
原作の言葉を借りると会社が自分を守ってくれると思っていた世代です。
ところが森山の世代は自分を守ってくれるのは、自分でしかありえないと思っている世代です。
森山たちはさらにこうも言っています。

半沢や諸田も個別の能力は自分たちより劣るのに、会社という組織があるから上司ヅラして俺たちを指図する立場にいると。

つまり、今シーズンはあきらかに前シーズン同様、半沢とその上司との戦いを描くと同時に、半沢より下の世代との戦いも描かれているのです。
バブル世代対ロスジェネ世代との世代間の戦いですね。

ドラマではそもそもはっきりと年代を特定していません。

半沢直樹を演じる堺雅人さん位の年齢層が、現実に言うとロスジェネ世代で、賀来賢人さん達はそれより下のゆとり世代になるでしょう。

賀来賢人さんの親世代にあたるわけで、そんな賀来さんが、ちょうどバブル世代になるであろう80年代のツッパリを演じているのもおもしろいですね。

半沢と森山の世代間の対決を象徴していたのが、剣道を模したシーンですね。
大和田や伊佐山の上司たちとの対決もありますが、半沢はまた下の世代とも対決しなければならない。
原作では半沢は森山にこう言います。

自分たちバブル世代は上の言うことに何の疑問を持たずに従ってきた。それは間違いだった。間違いだと気がついたときには、もうどうしようもない状況に追い込まれていた。

世の中を変える資格があるのは、森山たちの世代であると。

この言葉はまさに作家池井戸潤さんが、下の世代に向けたメッセージですね。

森山と瀬名ですが、第1話の段階では、絶対的な大ピンチです。

スパイラルは敵対的買収が迫っていますし、それを救おうとする森山ですが瀬名との関係に亀裂があって、瀬名は森山の言葉は耳に入らない状態ですね。

そんな折に、ホワイトナイトとして瀬名も憧れるIT企業フォックスが名乗りをあげます。

ホワイトナイトとは敵対的買収を受けた会社を守るために友好的買収または合併をもちかける会社です。

しかし、このホワイトナイトにもなにやら影で東京中央銀行が動いているようで……
その黒幕は誰?
暗躍している人間のことが気になります。

目からウロコのドラマ脚本術から半沢のドラマを分析する

ドラマはシナリオライターが執筆しています。
ドラマ作りの手法は主に二通りあります。

  • まず起承転結などのドラマの展開上にあらすじを書いていく
  • キャラクターを細部まで深堀りしていく

実際はこの二通りを折衷しながら作っていくようです。
しかし、ここに一冊の本があります。
「懐かしのドラマが教えてくれるシナリオの書き方」
この本が提唱する「お気楽流」の通りにシナリオを書けば、素人でも最短8日でシナリオが完成してしまうと言うのです。
その内容は目からウロコが落ちるほど画期的です。

  • ストーリーは考えなくていい
  • キャラクターの細部は考えなくていい

実際にシナリオを書くわけではありませんが、この本の方法論でドラマを見るとすごく何倍も面白くドラマを楽しむことができます。

それではお気楽流を通して半沢直樹を見ていきます。

主人公の職業を決める

お気楽流ではまず主人公の職業から決めます。職業はちょっと向こう側の職業。身近にあるけど
憧れの職業です。
半沢の職業に銀行員や証券マンはピッタリですね。
銀行はどこにでもあるので身近な存在ですが、実際銀行員がどんなお仕事をしているのかは分からない。

主人公の欠点弱点を決める

半沢で言えば、理不尽な上司の行為を見過ごすことができない反骨心でしょう。
銀行員といえば、折り目正しいイメージですが、この半沢の欠点だけでかなりキャラ立ちして、ステレオタイプから一線を画しています。

主人公を動かす困ったちゃんを作れ

続いて、主人公が行動せざるを得ない困ったちゃんを創造しなさいと言います。
彼らの妨害で半沢は行動せざるを得なくなります。
主人公と困ったちゃんとは切り離せない関係にさせると言うことです。

お気楽流では主に、同居、恋愛、仕事をさせます。
半沢では当然仕事ですね。
半沢では当然、大和田、伊佐山などの同じグループ会社の一員でありながら、半沢を貶める奴らです。
距離が遠い困ったちゃんなら、避ければいいんですが、避けようがない状況に主人公を追い込む仕掛けが必要です。

半沢は組織の人間で、出向先、親会社の関係は切り捨てることはできません。また半沢の場合困ったちゃんは一グループや一人ではなくて複数います。
同じ会社のセントラル証券の出向組も銀行の方にしっぽを振っていますし、取引相手の【電脳雑技集団】も銀行の圧力に負けて、買収先の東京スパイラルの瀬名も旧友森山に不信感をもっていて一筋縄で信用してくれそうにありません。

まさに困ったちゃんだらけの布陣でこれから半沢が八方塞がりの状況をどう、突破口を見出して行くのか期待が高まります。

主人公のゴールを決める

お気楽流では次に主人公が最終的にどんな結末を迎えるか考えます。
半沢なら当然困ったちゃん大和田に倍返しをすることです。

ストーリーはつくらなくてもデッドヒートを作る

お気楽流では物語の流れをあらかじめ作らずいきなりシナリオを書いていきます。

その際大事なのは、相反する2つの要素をぶつけていくことです。

  • A主人公がやりたいことをやる出来事
  • B主人公がやりたいことができない出来事

このABの要素を組み合わせていけば自然とドラマができると言うのです。

第1話で言うと、Aは【電脳雑技集団】から「東京スパイラル」の買収の依頼です。

Bはその後すぐに【電脳雑技集団】の契約が白紙になります。

Aその後、親会社の銀行が半沢の仕事を横取りしたことがわかり、罠をはって内通者を特定します。
B証拠をあげて伊佐山を追及しましたが、伊佐山はサーバー内のメールを全て削除して、証拠がないと居直ります。

Aそこで半沢は絶対にこのままでは終わらせないと伊佐山に復讐を誓います。

細かく分析していくと、たくみにピンチとチャンスを織り込んでドラマを面白くしているのが分かります。

歌舞伎で培った演技で悪役を演じきる伊佐山・市川猿之助

待望の半沢直樹新シリーズのスタートで一番話題になったのが、大和田香川照之さんと伊佐山市川猿之助さんのツーショットでした。

あまりにも似すぎている悪人顔だと評されていました。

似すぎているのも2人はいとこなので当然ですね。
第1話ラストの開き直りの場面は、大和田にまさるとも劣らない演技でした。
考えてみると、伊佐山のやったことは、子会社の手柄を横取りしただけ。
もし現実に同じことが起きても、おそらく泣き寝入りなんでしょうね。
シーズン1で大阪支店長が融資詐欺の片棒を担いて、全ての罪を半沢に押し付けのと比べても小さな悪事のように思います。
客観的に見ると、今度の話はちょっとスケールダウンかなと思われました。
シーズン1は半沢が銀行員どころか、犯罪者になってしまって絶体絶命の危機に陥ってましたから雲泥の差です。
仕事を横取りされても、半沢自体の立場が揺らぐことはありません。

しかし、猿之助さんがあまりにも憎たらしい演技をするので、あたかもものすごい悪事をしている人間のように錯覚してしまいました。
顔芸の迫力ですね。

「下町ロケット」や「ノーサイドゲーム」など、半沢の後に制作された池井戸ドラマは弱い立場の人間が仲間の協力で、奇跡的な成果を起こすものでした。

かたや半沢の場合、おなじグループの中での足を引っ張られながらも、不屈の精神で反撃するというものでした。

他のドラマと比べるとどうしても小者感がにじみ出てしまいます。

しかし、むしろそこが半沢直樹のたまらない魅力で、他の追随を許さないところです。

半沢は特許がとれる大発明や、奇跡的なリーグ優勝もできません。

視聴者に一番近い立場です。
普通上司に理不尽なことをされたら、泣き寝入りするか、嫌気がさして会社を辞めるか、うつ病になってしまうか。
反撃なんて夢のまた夢です。
それを半沢は正面から啖呵を切って、倍返しを狙う。
みんなの隠れた願望を半沢だけが体現してくれてるのです。

その憎たらしい悪役がハマったのはやはり猿之助さんの歌舞伎の土台があるからでしょう。

根っからの悪人顔と書かれましたが、スーパー歌舞伎セカンド「ONE PIECE」では主役の麦わらのルフィを長年演じています。
ルフィなんて正義の最高峰じゃないですか?
なかなかルフィと半沢の敵役上司の落差のある二役を演じられる俳優はいないでしょう。
スーパー歌舞伎は歌舞伎伝統の技法を使いながら、現代の言葉を使って現代の話題のものを舞台化しています。
香川照之さんの父現市川猿翁(先代猿之助)さんが創始したものです。

歌舞伎には様々な演目様々な役柄があり、何百年もの伝統から型が受け継がれてきました。
その型を身体に染み込ませることで、悪にも正義も演じることができるのでしょう。

猿之助さんは亀治郎時代に大河ドラマ「風林火山」で武田信玄でドラマデビューを果たします。
この時は歌舞伎のケレンの演技を活かして、ピッタリ役にハマっていました。
演劇的な演技がドラマに合っていました。

ドラマ出演が増えるにつれて、ナチュラルな演技になって、名前が出なければ歌舞伎俳優とは気が付かないほどです。

それが今回の伊佐山役では再び歌舞伎演技を全開にして、ド迫力で半沢を追い詰めました。
伊佐山の意地悪が強調されればされるほど、半沢の怒りを爆発させて、復讐を誓う場面が引き立つのです。

半沢は伊佐山に倍返しできるのか?
伊佐山は大和田取締役と三笠副頭取どっちにつくのか?
ますます目が離せません。